「発達障がいの子供は才能が多いです!」
「発達障がいの子どもは素晴らしい感性を持ってます!」
などと雑誌やサイトでもよく目にします。
私もそう思っていたのですが・・・。
息子が発達障がいグレーかも??という当時、毎日、毎日、検索の日々でした。
「発達障がいの子供は才能が多い!!!」というサイトを目にした時に、うちの子も才能がたくさんあるのかもしれない!と期待を抱いたものです。
この才能と言う言葉って、お母さんにしてみたら希望のように感じてしまいませんか?
発達障がいかもしれないけれど才能があれば困らないかもしれない。
将来、才能を活かして頑張って行けるかもしれない。
そんな希望がたくさん出てきます。
不安な時期だからこそ、希望を抱いてしまうのだと思います。
目次
発達障がいの子どもは才能があるのか?
これは「子供による」としか言えません。
がっかりせずに少し読み進めてみてくださいね。
健常の子供であっても、発達障がいグレーの子供であっても、才能があるないは子どもによりますしIQが高いというのも子供によります。
一概に発達障がいグレーの子供が才能があるというのは、全ての子供に言えることではないと思いました。
また習い事の考え方も変わりました。
もし習い事が上達しないとか、どの習い事しても変わりがないと、イライラしているお母さんが読んでくれていたら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
才能=聴覚過敏のや特性の裏返しかもしれない
息子の場合ですが、とても耳がよく英語でも音楽でも、すぐに耳でおぼえてしまいます。
私も純粋に「すごいなあ!!」と才能かもと思っていたのですが
息子は聴覚過敏があります。
その特性が「才能」と言われることがあったのです。
自分の好きな事をする時に、集中をして何でも取り組んでいく所を見て、
と言って頂いたことがあっても、それはただ過集中をしているだけでした。
「凄いね!」「才能だね!」と言われることが、特性ということの裏返しなことが多々ありました。
それって本当に素直に喜んでいい才能なのだろうか。
子どもにとって、それは嬉しいことなのだろうか。
楽なことなのでしょうか。
抱えていくのは子どもであるという認識
私が過去、間違っていたのは「才能があれば、なんとなくみんなと馴染めるかも」と期待していたのです。
凹があったとしても凸があれば一目置いてもらえるかも。
将来もそれで大丈夫かもしれない。
これって誰の願望かというと、間違いなく私の期待であり願望だったのです。
将来これから先抱えていくのは誰でもなく子どもなのです。
才能だね!と言われている音に関しても、聴覚過敏で嫌な音になってしまったり、ストレスに感じてしまう事もあるのですよね。
才能なのか特性なのかというのはその時の状況や環境に左右されます。
体調によっては特性になり、場所によっては才能と呼ばれることを子どもはずっと抱えて生きていくということを、私たちは特に考えていかないといけないと思うのです。
才能があるは嘘なの?
才能があるっていうのは嘘なのか。
どちらかは子供によって変わりますが、お母さんを苦しめる言葉でもあります。
発達障がいグレーゾーンなんです。とカミングアウトした時に
などなど言われたこともあります。
習い事をさせてみたり、色々なことを経験させてみたりしても「これは才能だ!」ということには出逢えませんでした。
私はまだ見ぬ才能を発掘しようと、必死になっていた時期もありました。
こっちが「あれはどう?これはどう??」と手を変え品を変えしていても、子どもからは「楽しい!」以上のことは引き出せませんでした。
習い事から家に帰っても、自らそれをすることもなく、テレビを見たりしていたところを見ると「そんなに好きじゃないのかなぁ」「過集中を発揮するぐらい好きじゃないないんだな」とガッカリしていたのを覚えています。
テレビの番組などで「発達障がいのこどもは才能がある」と、このフレーズが多く使われることによって「この子の取り柄って何にもないじゃないの」と苦しめられるお母さんがいらっしゃるのも事実なのです。
才能を見つけてあげたいと思うのは、親であればごく自然のことだと思いますが、才能みつけに必死になりすぎて疲れてしまうことも残念ながらあります。
どこに才能があるかわからないから、習い事をたくさん行かせていたときもありました。
才能の見つけ方
将来の仕事に繋がらなくても
- 電車の名前を覚えるのは得意
- ブロックを組み立てるのは得意
- 音を聞き分けるのは得意
- ゲームは得意
などなど、好きな事の中で得意を見つけていくのは比較的簡単です。
発達障がいの子どもや、グレーゾーンの子どもは、自己肯定感がなくなりやすいので、こういった所から自己肯定感を上げていくのは大切だと私は思います。
普通に見えるからこそ求められることが多く「なんで出来ないの?」と言われる事も少なくありません。
だからこそ、自己肯定感があがりやすい得意な分野を、子供自身が把握しておけば、自分にはこれがある!と思えますよね。
親にしても、あなたはこれがとっても上手だね。と褒めるか所があるので、怒ってばかりになってしまうということも避けられるのではないでしょうか。
ゲームばかりする
よく聞く困った事と言えば「ゲームばっかりする!」「好きな事をしている時は切り替えができない!」これって本当にあるあるですね。
ゲームばっかりしていたり、好きな事をしだすと気持ちの切り替えが難しく、他のことにとりかかれない。
その場合は時間を決めたり、宿題や自分がやることが終わればゲームをしていいよ。とご褒美として事前に話をするといいでしょう。
ADHDでは脳の神経伝達物質(脳内の神経細胞の間で情報をやりとりする物質)であるドパミンやノルアドレナリンの働きが不足気味であることがわかっており、これらの神経伝達物質の機能が十分に発揮されないために、不注意や多動性があらわれるのではないかと考えられています。
また、実行機能は前頭前野と呼ばれる大脳の一部で調節されていますが、ADHDでは前頭前野を含む脳の働きにかたよりがあるとも考えられています。引用:https://adhd.co.jp/kodomo/about_adhd/
ゲームやユーチューブといったものは、ドーパミンを増やすとの見解もあり、長時間すると依存傾向になる恐れもあるという研究も出ていますので、長時間というよりも時間を決めてさせたほうがいいでしょう。
タイマーを活用したり時間を先に伝えておくなど、先に先に子供に伝えることで、ここでストップだよと伝えてあげて下さいね。
習い事でも好きな事でも「出来た」を増やす
天才や才能といった突出したものを見つける為の習い事ではなく、好きな事や習い事で小さな「出来た」を増やす事で、子どもも自信がもてて、その事柄がもっと好きになっていくのだと私は思います。
息子で言えばスイミングがそれに当たります。
元々、水が大好きでプールの時期は毎日ウキウキです。
スイミングに通いだして、少しずつできたを増やし進級試験に合格すると、とてもいい笑顔で報告してくれます。
出来たを積み重ねていくと、もっと好きになって、自信が持てて楽しくなって、もっとしたくなる。
こんなループです。
もちろん進級試験に落ちることも多々あります。
息子は悔しがりますが癇癪を起す事はありません。
ここは出来てるから、あとはここが出来るようになれば、次は合格できるかもしれないね!とこちらも声掛けがしやすいのです。
才能を探そうと必死に習い事にどんどん申し込んでいた私としては「あ。習い事って才能発掘じゃないんだな」と考え方が変わりました。
別に才能って訳じゃなくても、小さな出来たの積み重ねが出来て、子どもが楽しく通えるのであれば別にそれでいいや。
今はそんな軽い気持ちで居ます。
そうやって好きな事が徐々に増えて
と笑顔で言ってくれることが1番なのだと思います。
お母さんも「好きな所伸ばしてあげてね~」に疲れてきてしまうときもあるでしょう。
そんなときは少し考え方を変えて「出来た!」が沢山あればいっか。
ぐらいで考えると楽になるかもしれませんね。
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