発達障がいにまつわる考えかた

発達障がいの子どもの二次障害について

発達障害の問題について、私が考える1つの中で二次障害というものがあります。

 

さくら
さくら
二次障害は周りが作る病気といっていいでしょう。

発達障害というのは先天性のものですので、「治す」ということは難しいです。

特性を少しずつ軽くし、外の世界との関わりを持ちやすくして生きやすくしやすくすることは出来ます。

 

また最初に伝えておきますが発達障害があるから、必ず二次障害になるとは限りません。

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なんで二次障害になるの?

発達障害とはADHDやアスペルガー症候群、学習障害、自閉症スペクトラムなどを含みます。

 

ぱっとみは普通にみえますが、支援が必要であったり集団行動が苦手であったり、過敏な箇所、反対に鈍感な場所があったりとすぐに分からないことが多いです。

 

また、理解もされにくい傾向があり、怒られたり注意されたりすることが多いのです。
お友達同士との関わりの中でも、理解されないところが多いです。

 

そうなると子ども本人は「なんでこうなるのか」「どうして出来ないのか」といったように自己肯定感が低くなり自分が嫌いになってしまい自分を責めるようになってしまいます。

 

子ども
子ども
なんで僕はできないんだ。

 

そして怒られたり、注意をよくされるようになると、ストレスが常にかかり二次障害を発症しやすくなります。

 

 

なにより「理解」というのが子どもたちにとって、1番の薬になるのですが、周囲が無理解であると子どもは1人で抱えてしまいストレスが増幅されます。

 

子どもたちにとって理解というのは、本当に大切なことであって、適切な支援というのは子どもとお母さんのために必要なことなのです。

 

 

確かに理解するのは難しいことも多く「なんでだろう?」と思う事も実際あります。

私の普通は子どもの普通ではないんだと、すごく感じる所もあります。

 

 

家庭が理解していても、なかなか支援の輪が広がらず子どもの世界の周囲で無理解ということがあるかもしれません。

その場合はお母さんも、とても悩むでしょうし、なんとかしたいと思いますよね。

 

周りの人
周りの人
名前は知ってるけど、どうしたらいいのかな?

 

「発達障害」という名前の認知は広がっていて、どんな事が特徴なのかということは、昔よりは浸透していますが支援や対応についてはまだまだ広がっていないように感じます。

二次障害の一例

自己肯定感の低下によって

  • うつ病
  • 不登校
  • ひきこもり
  • 学習意欲の低下
  • 場面緘黙症
  • 強迫性障害
  • 不安障害
  • 対人恐怖症
  • 気分障害
  • 反抗挑戦性障害
  • 行為障害
  • 攻撃的になる
  • 適応障害
  • ゲーム依存
  • ネット依存
  • 解離性障害
  • 統合失調症
  • パニック障害
  • 摂食障害
  • 境界性人格障害

 

このような病気を併発する可能性があります。

 

様々な病名が並んでいますがストレスや自己肯定感の低下により、引き起こされていくものが多いのです。

 

子どもの頃に顕著に出てきやすいこととしては

  • うつ病
  • 不登校
  • ひきこもり
  • 学習意欲の低下
  • 場面緘黙症

 

が多いのではないかと思います。

 

例えばですが家族に理解がないと「学校にいきたくない」と伝えても、「行きなさい」となり学校に行きたがらないのはさぼってるからだ。と評価をしてしまったりするでしょう。

 

子ども
子ども
さぼりたい訳じゃないのに

 

周りに理解がないと不登校や、場面緘黙症などになる可能性があります。

発達障害をもつ子供とは、ぱっとみ出来る子に見えるので、ただやらない子に見えることがあるのです。

 

これはもちろん多動や多弁といった、周囲の注目を引きやすい子どもだけではなく静かな子で目立ちにくい子でも当てはまることです。

 

どうしても教育の場では目立つ子に支援がいきがちですし、注意も支援もいきがちです。
しかし静かな子でも困り度は高い場合もあり、支援が必要なことも多いのです。

 

 

場面緘黙症であれば話したくても話せないといったように、子どもがどうしようも出来ないこともあるのです。
その場合、静かに授業をうけているようにみえますが、子どもの心の中ではストレスがたまっていくのです。

 

そしてそういったストレスや自己評価の低下により、二次障害を引き起こす原因となってしまうのです。

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二次障害は子どもだけではない

子どもの二次障害をとりあげているところは多いですが、私的に思うのは、お母さんや周りの方々のケアも大切にしてほしいということです。

 

 

新聞やニュースでは「発達障害に悩み無理心中」などといったニュースを見ます。

こういったニュースを見るたびに、お母さんのケアが忘れ去られていると本当に思うのです。

 

たしかに私も昔、息子が発達障害だと言われた当時、将来を悲観して自分のせいだと思い、申し訳なくなってどうしたらいいのか分からなかったです。

  • この子はこのままで大丈夫なんだろうか。
  • 治らないのなら、どうしたらいいのか。
  • 周りの子は普通なのになんでこの子だけ。

 

周りの声もあまり入りませんでしたし、悩んでる当時は、周りの励ましの声が嫌味に聞こえることもありました。

「育児って大変だよねー」と言われれば「この子ほど大変じゃないのに」とネガティブにとらえてしまっていました。

 

さくら
さくら
障害は個性だよ。なんてことは、ただの綺麗ごとだった。だって、しんどいんやもん!

 

お母さんは子どもを産むと、子どもが自分の世界になってしまいがちです。
そして自分のことよりも、子どもを優先し自分のことは最後になっていきます。

私は子どもの理解や支援も必要だと考えますが、お母さんのケアやお母さんの気持ちの理解も、子どもの事と同様に大切なことだと感じています。

 

 

発達障害ということに悩み、苦しんで、鬱になってしまったり、ノイローゼになっているお母さんを何人も見てきました。
私もその一人だったと思います。

 

保健師さんの定期的な巡回があり、いつも「お母さん体調とかはどう?」と聞かれていました。
病院に行ってみたら?と言われたこともあります。
病院に行くほどではないと、私は感じていたので行きませんでしたが、これが自分の気持ちに対する無自覚なのです。

 

無自覚でそういった病気になっている可能性もあるのです。

 

 

子どもを取り巻く環境は、だんだんと法的にも整備が入り出し、支援の手が広がってきています。

それでも地域格差や、理解といった部分では「人」という大きな問題があります。

その中で奮闘しているお母さんの周りも、支援の手や、支えを整えるようにしていかないとお母さんが楽しく育児というのは難しいように思います。

 

 

何か子供が問題を起こせば、お母さんが謝りに行ったり、学校との連携をとったりと、家族との連携を取ったりストレスも多いでしょう。

 

お母さんの理解者、サポーターというのは必要不可欠だと思います。

 

 

子どもの環境ばかり取り上げられていますが実際、お母さんの環境というのも、いちど、考えてほしいと思います。

 

さくら
さくら
お母さん、もっとSOS出していいんだよ!

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さくら
発達障がいグレーゾーンの子どもがいる母親です。 どうにかできないかと奮闘した過去があり 現在は楽しみながら家庭療育や考え方の見直しをしています。 独りで辛かった過去から、今の悩んでいるお母さんの力になれればと思い サイトを立ち上げました。
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