発達がゆっくりな子ども達は手先が不器用だったり、順番が待てなかったり、数の認識が「え?違うよ?」ってことがよくあります。
結果それが、検診などで指摘され療育の話や、発達の遅れの話に繋がることもよくあります。
今の段階では指摘はされても具体的な案は提案されない事も多く、親御さんがどうしたらいいのか分からず悩んでしまうことも多々ありますよね。
私もそのうちの1人でした。
公的支援の療育でも支援方法は様々で運動療育から手先をよく使うような療育を主にされているところまで沢山あります。
親が見れるようになっているところや、親同士の会話がある療育先もあれば、預けてしまって時間になれば迎えに行くシステムの所まで形態も様々です。
どこが1番いいとか、どれが1番いいのか、悪いのかと言う事はなく、それぞれお子さんとお母さんに合うところであれば問題ないと思います。
ただ、療育が開始されるまで待たされてしまう事実あります。
そんな時に家庭療育を試してみてほしいのです。
クマさんとかぞえよう
このゲームは海外のボードゲームなのですが絵柄も可愛く、拾わなければいけない情報も少ないので小さいお子さんから取り掛かれるボードゲームです。
画像引用:https://vkids.hatenablog.jp
「クマさんとかぞえよう」は裏返されているカードをめくって、自分のカードに書かれている数(イチゴ)を紐に通していくゲームです。
数を理解し、数通りに取ると言うこと
カードには「+1」や「+4」など数が書かれています。
そしてクマさんが手にイチゴを書かれている数だけ持っていたり、見ていたります。
まずはパッとみて数が分からなくても大丈夫。
「いくつ持ってるかなぁ?」を一緒に数えて行けばいいんです。
たったこれだけ?と思うかもしれませんが、発語が遅いと言われた子どもにとって自分で考えて口に出して答えるというのは本当にすごいことなんです!
そうじゃなくても、数を認識するというのは簡単に出来そうで出来ないことでもあります。
簡単ですが強化に繋がっていきます。
穴に紐を通すという手先の練習
癇癪を起してしまう前に、適切な声掛けをしてあげましょう。
大人は簡単な作業でも子供にとっては難しい作業なのです。
最初は出来なくて当たり前なので心配しなくても大丈夫です。
これだけで、まずコミュニケーションの強化になっています。
次に穴に紐を通す練習なのですが、最初は親がやってあげても大丈夫ですよ。
慣れてきたら自分で通してみようか?と促し、通しやすいように補助しながら達成感を覚えてもらいましょう。
順番をまつトレーニング
やっぱり子どもは楽しくなると自分ばっかりやりたくなるもの。
順番を待てない子も多いので、ここで「待つ」というトレーニングも一緒にします。
続けて取ろうとしたら、だめ!と怒るのではなく「あれ?お母さん取ってないな~」など優しく自分で気付けるように促してみましょう。
怒ってしまうと子どもも一緒に癇癪を起してしまったりするので、あくまで優しく。
もし、飽きてどこかに行ってしまったら
と冗談まじりに言うと案外すんなり戻ってきたりしますし、最初から全部やりきろうとしなくていいんです。
5分から10分に・・・15分にと伸ばして行けば大丈夫です。
焦らずゆっくりしていきましょう。
あげたり、もらったりするトレーニング
画像引用:https://vkids.hatenablog.jp
カードに「-4」と書かれています。
そして左を向いていますよね?
この場合「左の人に自分の持っているイチゴから4つあげる」と言う意味になります。
クマが右を向いていれば右の人に書かれている数字の分を渡します。
ここではコミュニケーションのトレーニングになっていきますし、自分の気持ちのコントロールの練習にもなります。
「はい、どうぞ」
「ありがとう!」
この繰り返しです。
もちろん子どもが貰うこともあるので、自分が貰った場合はどうすればいいのかという見本にもなっていきます。
簡単な事ですが、とっても大切なことですよね。
こういった小さな積み重ねを楽しみながら遊びの中で覚えていくのです。
画像引用:https://vkids.hatenablog.jp
勝敗は数えて多い方の勝ちです。
最初は長さで「長い方が勝ち!」でもいいですよ~!!
お子さんのペースに合わせて進めていきましょうね。
裏面の見方
画像引用:https://vkids.hatenablog.jp
これは親が分かっていればいいのですが、水たまりがあるのが「マイナス」
水たまりが無いのが「プラス」です。
最初、負け続きなのは子どもでも嫌になってしまうので、出来れば負けないように最初は「勝った!」と終わるのがベストだと思います。
そのうち「負けた」も経験してもらい、気持ちのコントロールと、ゲームでは負けることもあると言うことを覚えていけるといいですね~!
最初は出来なくても焦らない
最初は出来なくても大丈夫です。
むしろ出来なくて当たり前なので、お母さんも「なんで出来ないの!?」と怒らず焦らずでいいんですよ。
ゆっくりですが、ちゃんと成長していくので大丈夫です。
だんだん「次、お母さんだよ!」と教えてくれたり、「はい、どうぞ!」と自分から進んでくれたりします。
慣れてきたら「お母さんのクマさんは何個持ってる?」と聞いてみて、教えてもらうのもいいですよ。
家庭療育のいいところは、子どもの成長をお母さんが見れるし、コミュニケーションがとれるところなので焦らずに。
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