発達障がいの子どもは「とてもお金がかかる」と言われたことがあります。
それって本当なのでしょうか?
まだ、私の息子は7歳ですが、経験したことを書いていきたいと思います。
私も思っていました。
遅れを取り戻してほしいという一心で、習い事にも通わせているので、多少はお金はかかってしまうかもしれません。
今までにどのような費用がかかったのか見ていきたいと思います。
目次
療育のお金
公的療育への通所をしていましたが、通所受給者証というものを取得し、平均的な収入であれば約5000円といったところです。
この上限額というのは、下に書いた通りに分かれています。
生活保護受給世帯、市町村民税非課税世帯→0円
市町村民税非課税世帯(前年度の年間所得がおおむね890万円以下の世帯)→通所施設、ホームヘルプ利用の場合4,600円、入所施設利用の場合9,300円
上記以外(前年度の年間所得がおおむね890万円以上の世帯)→37,200円
月々5,000と言っても、やはりお金がかかることには間違いですが、私はお金がかかったとしても通って良かったと思っています。
しかし民間の療育施設となると、月々5,000~数万円かかるのが一般的なようですね。
病院(リハビリ)などのお金
こちらは保険適用ができれば、乳幼児医療証が使えるので思っていたよりお金はかかっていないです。
現在も通っていますが月に3,000円ほどです。
リハビリも教育機関や民間、病院などで、負担額は変わってきます。
習い事
ここがだいぶ変わってくるところかもしれません。
公的な支援についてはある程度上限が決まっているので、そこまで高額というのは少ないですが、習い事や親子教室については費用はバラバラになってきます。
実際、リハビリで月に数回通わせるのと同時に、息子は小さいころから体操をしていたり、今もスイミングや空手やダンスなどに通っています。
体操は体を使うのがやや苦手だったり、身体の使い方を少しで理解してほしいと思って習わせていました。
もともと体をつかう遊ぶのが大好きだったのと、身体を使う事でストレスが発散できたようなので、息子には体操の習い事があっていたようです。
と銘打った所もあります。
先生の数も多く子供たちをよく見れるようにと、配慮してくれている教室もあります。
この場合、やはり費用は高くなってきます。
今ではダンスと、スイミング、空手をしています。
また放課後デイでは塾形式のところに通っていますので
これから増えるとしたらマンツーマンなどの塾かなぁと思います。
小学校受験、中学校受験
ときおり耳にするのは、発達障がいの子どもは受験を早いうちにしてしまった方がいい。
これは賛否両論がありますが、勉強でついていけなくなることを見越して一貫の学校に行くというものです。
こうなってくるとですねかなりの金額がかかってきます。
私立の受験をしても、生活態度や提出物で見られてしまうことも多く、絶対的に卒業が安泰と言われるとどうかはわかりません。
お金のほかに必要なものはなによりも時間
確かに見えないお金はかかります。
しかし他の子も習い事に多く通っている子は多いのです。
例えば習い事に行くにしても、お迎えに行って送っていって、その間は待って見守って・・・と時間がとても必要だと思いました。
私は働いていますが、フルタイムで働くには時間がないのでパートが精一杯です。
放課後デイのときは、ありがたいことに送迎があるので少し多めに働くことが出来ます。
また息子の様に、気持ちの切り替えに時間がかかるのであれば、その間はやはり時間がかかりますし、覚えるのも苦手なことであればとっても、とっても時間がかかります。
- この服じゃないと嫌!
- この肌触りじゃないと嫌!
- この時間は気に入らない!
- この手順は自分がやりたかった!
せっかく習い事に行っても、気持ちの切り替えがしにくければ、習い事が出来る時間が少なくなります。
見えないものでいうと、時間というものはとてもかかるかと思います。
忘れ物や無くしたものの代用品のお金
これは本当に目に見えないお金だと思います。
我が家もそうですが、「無くした!」「忘れた!」と言ったときに、代用品を1つや2つ用意しておかないと・・・となります。
- 水筒をどこかに忘れて来た。
- 赤白帽を失くした。
- 筆箱を忘れて来た。
などなど、覚えてないぐらいのものがありますが、日常生活で起こることがあります。
そういったときに、水筒をもう1つ買っていたり、筆箱とはいかなくてもペンケースや鉛筆など。
上履きも2個ありますし、お箸も3セットほどあります。
見えないお金というのは、説明もしづらく分かってもらえないことも多いです。
買わない!と言ってしまっても必要なものであれば買わざる負えません。
よく聞く「健常の子だったら不必要なお金がかかる」と言ったこと
- 社会性を育てるために。
- 遅れを取り戻すために。
- 苦手な部分を補うために。
- ストレスを解消してほしいから。
本当にたくさんの理由で習い事や、療育にも通うお母さんが多いとおもいます。
たしかに健常と呼ばれる子が同じぐらい習い事をすれば、もっともっと上達するのは早いかもしれません。
私も息子が習い事をしているときに、ふと思う時もあります。
習い事をさせている意味ってあるのかなと考えることもあります。
でも子供が楽しく通えているなら、それでいいかなと考えています。
確かにお金はかかりますが、それでも子どもが好きなことで、楽しいのであれば上達が遅くていいか~と今は感じます。
あまり「過度な期待」をもつことなく、ゆっくりと成長を見守っていければ「習い事をさせる意味」というのも、少し変わってくるのではないかなと私は思います。
こういった気持ちは嫌というほど分かるのです。
発達障がいの子どもは才能ある子が多いと言われたりしますが、みんながみんな当てはまるわけもなく「才能」といったことは無く、苦手な部分が大きく目立つと言う事もあります。
それに得意な部分が、苦手な部分の裏表だったりします。
全てにおいてそうなのですが子どもは子どもなりに、ゆっくりでも成長はしていきます。
確かに苦手な部分のフォローは必要です。
そのゆっくり具合にお母さんがイライラしたり、心配したりすることも多々あると思います。
私もそうなので、お気持ちはすごくわかります。
これは念頭に私も置いておきたい言葉です。
健常の子が・・・。
うちの子は発達障がいだから・・・。
そんなことは関係なく、子どもの為に何が出来るか。
そんな事を考えていくといいかもしれませんね。
でも、その時にでもお母さんの余裕がなくなるのは避けて下さいね!
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