先日、ツィッターを見ていて目についたツィートです。
え・・・不登校でも働かないといけないのにネグレクトって言われるの??
不登校とネグレクト
小学高学年から中学生の不登校の子どもの中に一定数、子どもを一人で家に残し両親は仕事に行ってしまうケースがあります。
これはネグレクトにあたると言う認識が皆さんないです。意外と教師も福祉関係者もないです。
学校に行かないと親も実際に行く場所がないのも分かります— 西真岡こどもクリニック (@nishimoka0404) September 13, 2019
しかし、この方はとても素敵な行動をしているのです。
まずは不登校の子達の居場所をつくりました。 pic.twitter.com/hp16NnvIxi
— 西真岡こどもクリニック (@nishimoka0404) September 13, 2019
不登校の子どもの為に居場所を作ってくれています。
素晴らしい活動ですよね。
んーでも、ネグレクトはショックでよね。
ネグレクト=育児放棄
このネグレクト。
親からしたらとてもショックです。
だってネグレクトって虐待を想像しませんか??
不登校でも払わないといけないものが多く、家計の為に働かなければならない。
それなら「お仕事行ってくるからお留守番出来る~?」となりがちです。
親も後ろ髪を引かれながら仕事に行ったりします。
このツィート主の方はあくまで「子供からみて」という主体なのだと思います。
子どもから見ると、自分を放置して仕事に行ってしまう親。
これを考えると、それがネグレクトということになりますが子どもが虐待をされているのかといえば・・・どうなのでしょうか。
子どもも1人の時間が必要だったり、放置されたほうがいい時もあるのかもしれませんね。
一方で「子どもを残してしごとに行くのがネグレクトという認識がないのがびっくりします」という声もあります。
健常と呼ばれるご家庭で「お母さんちょっと買い物行ってくるから留守番よろしく~」と3時間以上家を空けるご家庭もあります。
それとこれと何が違うのでしょうか?
働かなければいけない実情
子どもが大きくなれば、もちろんかかってくるお金もかかります。
月にいくらあれば、子どもが不登校でも生活できるでしょうか?
フリースクールも高いですし、お留守番の時間を地域のファミリーサポートに頼んだとしても、きっとパート代などではプラマイ0に近いでしょう。
「すいません、今日はおやすみします」と毎回、職場に連絡するの苦痛ですよね。(そもそも、そうなればクビになりますけれど)
「今あなたが悩んでいる班とか学級とか部活は、狭い世界です」「苦しいのに我慢して学校へ行くことはありません」――。転校や、不登校の生徒に配慮した特例校(2021年度開校予定)、図書館など、別の「学びの場」があることも紹介した。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASM9D4G2RM9DOHGB00G.html
教育長が「苦しいのに我慢して学校へ行くことはありません」と発言をしてくれましたが、では不登校の人と家庭に対しての支援があると言えば、ないのが実情です。
保健室登校も養護教諭によっては良しとする人もいれば、「あくまで保健室は治療をする場所である」と考える方も居ます。
さて、生活にも子どもを育てるのもお金がかかる。
働かなければいけない。
でも、子どもは不登校で家に居ます。
どうすればいいのでしょうか。
安全確保をしてからならネグレクトではないのか
家の中を外から見守れるカメラがあります。
このように、カメラを付けたりお約束をきちんとしたりなど、親子で留守番のルールを決めていくと少し安心ですね!!
訪問者が来た時も、どうするのか。
電話やLINEなどでこまめに連絡をとるのもいいかもしれません。
安全確保をすればネグレクトではないのか?
この当ツィートで言えば「子どもにとって言えばネグレクト」と言う形なので、親がどうしても子どもがネグレクトだと感じればそうなってしまうのでしょう。
これは本当に難しい問題だと思いますし、ナイーブな問題だと思います。
我が家も働きに行くのが難しい時は内職でコツコツコツコツとか働いていましたが、期日も量もあり、それに育児に家事に・・・。
もう最悪でした。
また24時間一緒に親子で居ると言うのも息が詰まります。
もっと日本が変わって行かなければいけない
様々に変わっていく日本。
この日本がもっと変わって行かなければいけないと思うツィートでしたし、支援する側の発信はとても気を付けなければいけないと考えさせられました。
その発信1つで、いいことを行っていても賛同されなかったり1つの言葉で更に追いつめられる方がいることも。
海外では何歳以下の子どもを1人にすると親が禁固刑になると言う方もいらっしゃいますが、日本では海外のようにベビシッターが普及している訳ではありませんよね。
ファミリーサポートに頼んでも京都で言えば1時間で言えば700円(900円)。
パートのお給料ではプラマイいくらになるでしょう。
実際、私は息子が不登校の時に放課後等ディサービスに助けられていました。
「学校に行ってなくても来ていただいても大丈夫ですよ」
この言葉がどれだけ嬉しく心強かったか。
また、やはり放課後ディ等サービスは学校に行ってからしか行けないんだろうなぁという私の思い込みなどにも気付かされました。
このツィートの方はとても素晴らしい活動をしています。
不登校の子どもの居場所を作り、親の為にも。
でもネグレクトと言われてしまえば育児放棄、虐待と想像してしまうので、親としては「ん?」って引っかかってしまいます。
不登校の子どもが居て働きに出れないと言う方にもっと寄り添った支援が広がるように願うばかりです。
そして、今回の事で不登校に悩まれるご家族の方がもっと追いつめられないようにと思います。
不登校のお子さんを抱えつつ、悩んでいるのだとしたらお子さんに向き合っているということなのではないかと思います。
ネグレクト。虐待ではないと私は考えます。
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