昨日ペアレントトレーニングは自己肯定感があがると言いましたが反面、難しさもありました。
自分がしてほしくない行動をとった場合、無視をしていくのですがこれは子どもを無視するというわけではありません。
また、お子様の状態によって合う合わないがありますので、いいな~と思う所だけをピックアップしてもらっても大丈夫です。
ここに書いてあるのは私が息子用にカスタマイズしたのもなので、一意見として読んで頂ければ幸いです。
無視するとはどうするのか
顔をそむけたり身体の向きを変えたり、繰り返し言ったり別のことをおこなう
このような事をいいます。
子どもを無視するのではなく、子どもの行動を無視します。
褒めるときと一緒ですね!
子どもを褒めるのではなく、子どもの行動を褒める。
これと同じです。
どうやって無視をするのかと言うと
してほしくない行動
どうやって無視したか
なにを褒めたか
どのようにして褒めたか
この4つに分けていきます。
下はペアレントトレーニングを始めた時のものです。
このときは最初にお約束をしてから、例外は無いよと伝えることが多かったです。
この時はハードルが高い要求がまだ多いですね~。
子どものことは褒めること。
気持ちに寄り添い手助けすることが大前提としてあります。
そのうえで、このペアレントトレーニングを行っていました。
子どもは、ぐずって泣いて欲しい物が手に入った時は、それが成功体験として記憶にのこるのでまた同じ事をしようとします。
出来ない物は出来ないと言う事で、子どもは「駄々をこねても無駄だ」と感じて、行動を変えます。
子どもが駄々をこねるのは、ある意味注目を浴びたいので駄々をこねることがあるのです。
なので注目をせずに無視をします。
大変でイライラすることもありました。
もうやめてしまおうかとも何度も思いました。
しかし、こちらが歩み寄る気配がないと感じ諦めてお約束を守った時に、その行為を褒められるとそれが成功体験として根付くのです。
注意点
この無視をするというとき時間はたっぷりと余裕を持って下さい。
余裕がないと無視をしてから子どもを褒めるまでの時間がなさすぎて、こちらの要求に従わせようと怒ってしまいがちになります。
こうなると本末転倒になってしまいます。
息子は早起きすぎて朝の4時ごろに起きていたので用意の時間などは、1時間ほど余裕をみていました。
また、あまりに子どもの気持ちに寄り添わなさすぎると、子どもは自分のことを全然みてくれないと思ってしまって情緒不安定になってしまうので気を付けて下さいね。
私がペアレントトレーニングを始めた時は、まだ4歳手前だったので子どもの気持ちに寄り添うスタンスでした。
「なにが嫌だったのかな?」
「どうしたいのかな?」
「それは嫌だったね」
「それは難しいよね」
と気持ちを受容していました。
しかし、どうしても無理なことは無視をすると言った感じにしていました。
たくさん褒める中に、これは出来ないよと言って無視をしてしてほしい行動になったら、たくさん褒めていきます。
無視をするときも、ため息やイライラは出さずに穏やかな態度で接します。
怒ってるんだよ!と表に出すのではなく、これはダメなんだよ。と優しく伝えるのと同じです。
現在の無視の仕方
小さいころは約束をしたり「~しません」といって事前に伝えることが多かったです。
今は小学生になったということもあり、内容が複雑にはなっています。
息子は触れ合いが好きなので、抱きしめたり身体に触れることを褒めると同時にしていることが多いですね。
またタイマーなどを使って視覚的に調整もしています。
もちろん、この場合も時間は多めにとっています。
それじゃないとこちらもイライラしてしまうので見守れる時間はちゃんと取ります。
基本スタンスは、子どもの気持ちに寄り添うのも昔と同じです。
注意点も同じになります。
基本は褒めることでありやってほしくないことをした場合、無視をしてその後に褒めるのです。
アドラー心理学と似ているところ
私はアドラー心理学を勉強しましたが、少しだけ似ているところがあります。
それは「子供の課題を奪わない」ということろです。
例えば、お友達と喧嘩をしたり着替えをしなかったりした場合、親が「やってあげる」と手出しをするわけではなく子ども自身が乗り越えるのを見守っていくというところです。
子どもには課題をこえる力があると、こちらが信じて待つのです。
それはとても気力も忍耐も必要です。
泣いたり、わめいたりするのも近所迷惑だとか周りの目が気になったりして、ついつい口をはさんだり物で釣ってしまったりします。
でも、子どもには力があるのです。
少し手助けをしたら成長できるのに、その機会ごと奪うのは違うと思いますし小学校に入ってからが大変だと感じています。
伸びる力を子どもから奪ってしまっては、経験できる機会がなくなってしまいます。
親がお友達との間に密にはいれるのは、就学前までなのでやはり小さいうちは、たくさん経験をしてたくさんほめてたくさん甘えてもらったほうが良いと思います。
そういった意味でも公的療育は安全な場所でお友達と関わっていけるので、とても有効だと思います。
ペアレントトレーニングをしてからの違い
これはペアレントトレーニングをしていたから伸びたという訳でもなく、子どもの成長や療育などのおかげもあり伸びてきたところです。
しかし癇癪などは激減しましたし、なにより私が自身が子どもの良い所をたくさん見つけられたことでイライラせずに余裕をもってみることが出来ています。
褒めることって難しいと実感もしましたし、いつもどれだけ褒めていないかもわかりました。
「~やってくれて当たり前」
「~出来て当たり前」
「男の子だから~」
そうではなく
「~してくれてありがとう」
「~出来てすごいね」
「~出来なくてツライけど頑張ったね!」
などといった褒める場所探しを出来たのは貴重な経験です。
無視をするというのは本当に難しくて、迷いながらやっていた時もあります。
息子は自己肯定感が育ちにくく自信がなかなかもてない子です。
無視をしなくてもいいように、事前にお約束をしたり二者択一にしてあげたり、視覚的に絵カードをつかったり~したら~してもいいよとと選択肢をあげたりそのような工夫をしたうえでそれでも無理な場合は最終手段として無視をすると言った感じです。
これはお子様の特性にもよりますのでカスタマイズしながら行っていって下さい。
親子の関係が結ばれていないときに行ってしまうと、愛着障害にもなってしまう恐れもありますので褒めて関係を深めていくといいと思います。
今から、何個子どものことを褒められたのか?
寝る前までに数えてみてください。
案外、多いですよ~!!
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