発達障がいにまつわる考えかた

発達障がいグレー児の不登校について:対処のポイント

息子も不登校気味な現在。

長い夏休みも終わり学校に行き渋りする子供が増えてきているのではないでしょうか。

 

 

不登校気味だとか不登校というと親としては「なんとかしないと」と思ってしまいませんか?

 

さくら
さくら
私もそうでした

お腹が痛いと朝に言っても、お昼にはケロっとしていて病院に連れて行っても「ストレスからくるものですね~」と言われてしまい、何がストレスなのかを探す日々でした。

 

 

その中で試したことや心掛け、精神科医さんにアドバイス頂いたことを書いていきます。

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何が嫌なのかを探ってみる:給食が嫌

まず学校の何が嫌なのかを探ってみました。

息子は「給食が嫌だ」と言ったので給食の中でも何が嫌なのかを聞きました。

 

  • 食器にご飯粒がついてお箸で取りにくい
  • お魚を食べる時に上手く食べられない
  • 時間内に食べないと先生が怒る
  • お友達が怒られているのをみて怖くなった

 

 

このようなことがあげられました。

解決策として本人と担任に伝えたことを書いていきます。

食器にご飯粒がついてお箸で取りにくい

「ご飯の時にスープ類がある時はかけてもいいと伝えて下さい」
とご飯の粒が取れやすいようにしてもらいました。

 

お行儀は悪いですが、ストレスをためるよりかは全然マシです。

なので、そこは担任の先生にも了承を得ました。

 

お魚を食べる時に上手く食べられない

「半分食べたらいい」と言ってもらうようにして、家でも骨を抜かずに切り身のお魚を出すようにしました。

 

保育園、幼稚園の時は危ないから骨を抜いてあげるということをしたりしますが、小学校に上がると骨が付いたまんまや骨も食べたりすることがあります。

 

私もそうだったのですが、あまりに過度に取り除いてしまうと、進学にあたり壁になってしまうこともあります。

給食では食べにくいものも出てきますし、進学前からある程度そのまま出しておけばよかったなぁと思っています。

 

困ることがありそうなら進学前から対処しておくといいと思います。

 

そして食べ方を家で見てみると魚の皮を剥がすとき、骨をとるときに魚の身がぼろぼろになってしまっていたのです。

子ども
子ども
んーーーーー
さくら
さくら
ぼろぼろになっても大丈夫。食べられるから焦らないでいいんやで

 

これは「ぼろぼろになってしまった!」と焦ってしまう息子の性格上、完璧にきれいに食べられなくても大丈夫だよ。とフォローしています。

 

お箸の練習やお魚を食べる練習を重ねていくうちに慣れてきてはいます。

 

時間内に食べないと先生が怒る

怒っている女性

これが非常にやりにくくて難しい問題です。

 

担任がどのぐらいで怒っていて、どのぐらいの時間があるかというのは正直こちらには分かりません。

 

 

時間割で見てみると45分はあるものの、食べる時間が45分ではなくて準備も合わせた時間だとすれば、実質何分あるのかなぁといった感じですよね。

 

 

先にも書いたように食べにくいものがあって時間が迫ってきていると、どうしても焦ってしまって余計にストレスがたまってしまいます。

 

 

だからこそ、出来るだけ早く食べられるのかを考えた結果の対処です。

 

 

「先生が怒る」というのはここはなんとも言えません。

 

お友達が怒られているのを見て怖くなったというのも同じですが、どういう理由で怒られているのかなぜ怒られることになったのかということを、ちゃんと理解していないとただ怖いだけになってしまいます。

 

 

息子は他の子が怒られているのも自分が怒られていると感じてしまって「時間内に食べられないと怒られてしまう」と先入観があるようです。

 

子供の話を聞くと怒り方も「もう少し言い方があるかなぁ」と感じることも多いです。

 

  • 「もう食べなくていいです!」
  • 「ちゃんとしなさい!」
  • 「ちゃんと食べなさい!!!」

 

子ども
子ども
先生が給食を取り上げはるー!!!
さくら
さくら
え、ほんま!!?

 

怒られないようにするのはどうすればいいのかと考えた時に、時間内で食べきれば怒られることは減ると考え、そしてお友達のことに関して言えばここは息子の捉え方次第なので「他の人と自分は違うんだよ」と根気強く伝えています。

 

問題は1つではない:根底をさぐってみる

息子は給食が嫌だといいましたが給食をお弁当に変えたからといって、ストレスがなくなるかと言えばそうではありません。

 

ストレスが軽くなるとは思いますが完全取り去るというのは難しいと思います。

 

色々話を聞くと

  • 給食が~
  • 算数が~
  • 音読が~

とたくさん出してくるのですが根底にあるものは1つ。

 

子ども
子ども
先生に怒られるのが怖い

 

確かに苦手な科目もあり問題を解きにくかったり、理解をするのが難しかったりしています。

 

普通級で息子のスピードに合わせて授業をしてほしいというのも、こちらのワガママなようにも思えます。

ですので、そこは家でフォローをしています。

 

宿題が必ず出るので一緒にしながら分かっているのか、分かっていないのかを見て、分からない様であれば理解しやすい言葉に変換したり「次にこの問題があったら○○ってことだよ」と自分でも変換できるように教えています。

 

私としては分からないのであれば聞けばいいのにーと思って「なんで先生に聞かないのか?」と言うと「聞いて先生に怒られたら嫌だから」と言いました。

 

  • 聞くこと
  • 意見をすること
  • 出来ないこと
  • 失敗すること

 

こういったことが全て怒られることとイコールになってしまっているのです。

 

精神科医さんのアドバイス

精神科医さんから聞いて驚いたのが、給食の時間というのは厳しく教えられる学校が多いと言うことです。

 

昔は食べられなくて掃除時間まで残っている子が居たとかはありましたが、マナーがどうとかで怒られる子はあまりいませんでした。

 

ですが、あの学校というのはマナーを重視しているので、特に1年生は厳しく教えられることが多いというのです。

 

 

ストレスの原因が給食だけではないと感じて頂けたのかアドバイスとしては「週に1回、休んで良い日を作る」でした。

 

何故かというと
お腹が痛い(ストレス)=学校を休むではなく
自分が疲れた日は休息を取れる=学校を休むに変換させてあげてほしいと言われました。

 

ストレスがたまって学校を休んでしまうというのは、不登校に繋がってしまうのでここで方向を変えた方がいいと。

 

週5日のうち1日休んでもいいと言えば気持ちの余裕も出来て、ストレスを感じにくくなるといったところです。

学校に慣れてくれば週1回休みを月に3回、2回と減らしていけばいい。

 

 

自分が休むのはストレスや学校が嫌で休んでいるわけではなく、自分が疲れているから休んでいると考えた方が息子としては自分を許せるでしょうと教えて頂きました。

 

学校を休んだとしても放課後デイに行きたがっているなら行かせていいし、問題なのは学校に伝える方法だけ。休む理由をなんと伝えるかだけです。と言われました。

休ませて甘えてしまうんじゃないのか?

お恥ずかしいことながらまず考えてしまったのはこれです。

 

学校に休むというのは勉強も遅れてしまうし、知らないことがあっても先生に怒られるのが嫌で聞かないだろうし・・・。

 

そもそも休んで良いよって息子が甘えてしまうんじゃないかと思いました。

学校を休ませても大好きな放課後デイには行かせるのもどうなの?と思いました。

 

色々と私も考えた結果ですが「学校を休んでもいいや」に至りました。

 

 

実際、週に1回休んで良いよと伝えてからは、あまり行き渋りすることもなく自分で考えてお休みをする日を決めています。

どうしても無理な時は「お休みしたい」と言ってくれるので、理由を聞いて納得出来たら了承するようにしています。

 

放課後デイも楽しい場所があり、お友達との関わりを持てる場所があるならそれがいいなぁと感じました。

 

世間体には学校を休んでいるのに、好きな事だけはやるのは甘えだと捉えられます。

 

 

私も最初はそう思いました。

しかし、過ごす時間が長い学校で常にストレスがある状態なのであれば、少しぐらい楽しいことだけをする日もあっていいなと感じました。

 

 

勉強は確かに大切ですが、まだまだ教えられる程度の勉強ですしそれよりも二次障害のほうが怖いです。

 

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お友達とも自分から関わりたいと思って、楽しく通えている事が大切なんだと思いました。

 

 

そして原因の追究というのはとても難しく取り除くことが難しいです。

難しいのであればどうすればストレスを軽くできるのかと、そこを考えてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

少し休んだって大丈夫。

 

どこまで厳しくして、どこまで甘えさせていいのか大丈夫なのかというのは、親としてはとても難しいことだと思います。

 

厳しくして二次障害を起こしてしまっては問題ですし、甘えることを覚えてしまっても成長に繋がらないし・・・と考えてしまいますよね。

 

しかし、今のところ私としては子供のペースでゆっくりとお互いにいけばいいと思います。

 

 

「行かせないと!」と考えてしまうと親としてもストレスが溜まってしまうので、こちらも余裕をもっていきたいですね。

 

なので週1回休んでいいというのは、親としても子供としても余裕が出来ると感じます。

 

勉強の遅れについては、わかりにくいところを丁寧に解説してくれていたり、分かるところはどんどん進んで行ける発達障がいの子ども用のタブレット教材で補っていました。

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さくら
発達障がいグレーゾーンの子どもがいる母親です。 どうにかできないかと奮闘した過去があり 現在は楽しみながら家庭療育や考え方の見直しをしています。 独りで辛かった過去から、今の悩んでいるお母さんの力になれればと思い サイトを立ち上げました。
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