普通学級と支援学級どちらが子供本人にとっていいのか。
迷うと思います。
お母さんとしては、支援学級に求めることはどんな事でしょうか?
息子が就学に悩んだときの日記を読み返して感じたことがあったので、今日はそのことについて書いていきます。
大きな悩みというのは2つに分かれていました。
- 普通学級についていけるか
- お友達と上手くやっていけるか
- ストレスを感じてしまわないか
- 先生の話を聞いていられるか
- 授業に飽きてしまわないか
- お友達の輪に入って行けるか
また支援級を考えた時に悩んだことは
- みんなと違うと落ち込んでしまわないか
- 支援級から普通級にいけないのではないか
- 勉強がついていけないのではないか
- 支援級という名前の偏見はないか
- 個別でどこまで見てもらえるか
- 少人数での方が息子はストレスはかからない気もする
上記のような普通級の時の悩みと、支援級のときの悩みがあったのです。
保護者が望むこと
望む事はお母さん1人1人に違うと思います。
私が他のお母さんと話していて感じたことがあります。
- 全部先生に丸投げしたらいいと考えている
- 勉強も任せて大丈夫
- 支援級に優秀な先生が居ると考えている
- 支援級は特別扱いしてもらえると考えている
- 支援級は恥だと考えている
言葉の端々から、このようなニュアンスが出ていたり直接聞くこともありましたが、
私としては少しこの考え方は違うと思うのです。
小学校からは支援が少なくなってしまったり、子供の世界は広がり困りごとが増えていく事が多いです。
そのときに先生に全て任せると大丈夫だと考えたり、優秀な先生が絶対に担任につくというのは危ない考えだとしか思えません。
- 「支援学級だから先生が優秀じゃないといけない」
- 「支援学級だから全部カバーしてくれているはず」
- 「支援学級に入ったら何をしても障がいだからと許される」
こういった考えのかたとお話をしていると、どうなのかなぁと疑問に思ってしまいます。
私が考える支援学級とは子供のストレスが少なく、個別で子供のメンタルを支えてくれるところだと考えています。
たしかに学習面で分かりやすく教えてくれる先生や、子供にあった支援をうまく入れてくれる先生など色々といらっしゃると思います。
そこに期待をしたりするでしょう。
でも1番の気がかりは「子供の特性を分かってくれるか」ということを私であれば大切にします。
普通学級がしんどいようであれば、支援学級に変更することも視野にはいれています。
特性を分かったうえでメンタルを整えてくれることを、支援学級に求めることです。
その上で学習は塾や家で、こちらがしていくという考えが私にはあります。
家で工夫をしなければいけなくても、ストレスを軽減させてくれるのはとてもありがたいと感じます。
支援学級だから優秀な先生がいるとは限らない
この優秀とは保護者側からの優秀です。
子どもにとっていい先生であっても、保護者からは「あれ?」と思われている先生もいらっしゃいます。
子どもが求めることと保護者が求めることの違いですね。
私が子供の時代、普通級でしたが子どもは大好きな先生でも、保護者からは嫌われている先生がいらっしゃいました。
怒る時は怒るし面白くないギャグを言いつつ授業をしたり、1人1人に合った授業速度で接してくれていました。
スパルタではありましたが子どもの自主性を大切にして、頭ごなしに「しなさい」と言わない先生でした。
- 一方、保護者からは「しなさい」といってくれないと、子どもが宿題をしなくなるから言ってくれないと困る。
- 怒り方がきつすぎる。
- うちの子だけ授業の進みが遅い。
たくさんの意見があったようです。
自主性という面ではすることをしていけばシールを張ってくれたり、はなまるに蝶々を書いてくれたりちょっとしたことですが楽しみを与えてくれていました。
クラスメイトみんな先生が大好きで先生が移動になる時には、全員で号泣した思い出があります。
何がいい先生で誰にとっていい先生なのか。
そんなことを考えた出来事でした。
支援級の先生は発達障がいの知識に関しては、勉強をされていたりと配慮はして頂けると思います。
理解しているけれど、それを行動にうつせるかはまた別の問題だと思います。
支援学級で知的障害がない発達障がいの5年生の子供に、幼稚園のドリルを使っていた学校がありました。
これは個別というわけではないですよね。
支援学級の子供は全員、このドリルを使用していたようです。
個別に配慮しながら勉強の進みも別にしてくれるというのは、まだ難しいのかなと思います。
だから支援学級に進学するのであれば学習面では家での支援が、必要になってくるのかもしれないと考えたのです。
知的障害のない発達障がいの子供の支援や理解は、まだまだ進んでいないと感じることでもありますね。
また支援学級自体が機能していないところもあるので、必ず見学にいかれたほうがいいですね。
普通学級と先生について
普通学級は行うことが全て「できるべき」という概念があります。
その中で苦手なところも見てくれている先生や、一律でに子供を接する先生もいらっしゃるでしょう。
でも保護者も学校に求める期待値が高く「してくれて当たり前」だと思っている場合も多いのではないでしょうか?
発達障がいというのも最近広がってきて、やっと教育にも広まってきたと感じます。
しかし通級の教室などの数はまだまだ少ないと思いますし、専門的な知識というのも少ないのかもしれません。
- ベテランの先生だから安心。
- 新任の先生だから不安。
そんなことはなくて逆の事も言えるのですね。
- ベテランの先生は、昔からの流れを崩さない傾向もあるので発達障がいを理解できない場合がある。
- 新任の先生は柔軟な発達障がいについて理解がある。
先生に理解があるかどうかは、その先生によって違うのです。
普通級の場合でも理解ある先生であれば、宿題の量を調節してくれたり席順も配慮してくれたりします。
しかし「特別扱いをしません」といったスタンスの先生もいらっしゃるのも事実です。
先生のやりかたがどうしても納得できない場合
息子を見ていても思う事ですが見守るところ、受け入れるところ、少し無理をしてでもするように促すところの線引きがとても難しいと感じます。
発達障がいの特性を全て支援してほしいというわけでもなく、何かお願いをしたいと思ったときにスクールカウンセラーさんがいるなら「ここまでお願いするのは非常識でしょうか?」といった感じで聞くと「家で頑張って見てもいいかもしれませんね」と教えてくれたりします。
担任の先生にも「このようなお願いをしていいのか分かりませんが」と前置きを入れて、あくまでお願いということを伝えておくと先生も受け入れやすいかもしれません。
それでも、どう考えても納得できない出来事も先生との間に起こることもあります。
子どもも苦痛でこちらがお願いをしても「できません」と言われてしまうこともあります。
宿題のプリントを何回も返されてしまったり先生のやりかたでしないと、×がつけられてしまったり漢字の止め、ハネ、はらいに特に細かいなど。
小学校低学年の時は字を綺麗に書くことを練習します。
マスに入るようにバランスがとれるように、綺麗な字になることは後々いいことです。
しかし空間認知能力が凹でバランスがとりにくいなどの問題が出てきたりします。
その場合は家での工夫も必要になってくると思います。
工夫しても説明しても何度先生と話し合っても、どうしても子供にとって合わないと感じるのであれば私はスルーでいいと思います。
ただ、授業でも宿題でも自己肯定感が低くなってしまうので家では、たっぷりと褒めて甘やかすのがいいと思います。
集団での生活の中では理不尽なことも経験しますし、それに対して、どうしていけばいいかを考えたりして、強くなっていくところだとも思っていますが学校が嫌い勉強が嫌いとなってしまっては本末転倒なのでひどいようであれば先生のいうことをスルーします。
スルーの仕方はご家庭によって違うと思います。
お子さんとお母さんが納得できる解決法があると思います。
出来なくても仕方ない?
発達障がいだから何でも大目に見てほしいという考えは、少し注意してほしいと思います。
なぜなら子どもの出来る力まで奪ってしまう可能性もあるからです。
だからこそ親もどこまで支援をいれて、どこから頑張ってもらうかを模索するのだと思います。
子どもの発達障がいを受容するのは大切ですが何も出来ない訳ではありません。
ゆっくりですが成長していきます。
子どもの成長にあわせてどこまで出来て、どこから少し頑張るのかというところを私もしっかりと見極めていきたいと思います。
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