発達障がいにまつわる考えかた

ADHD傾向の子供の薬:抑肝散を始めました!

ADHDの子供の薬で

有名な薬と言えば

ストラテラ

コンサータ

新薬でインチュニブというものがあります。

子供に精神薬を飲ませるというのは

抵抗があるお母さんが多いのではないでしょうか。

私自身が違う漢方を何年も前から飲んでいて

症状がやんわりと改善した経緯があります。

そして副作用が少ないです。

また依存というのもありません。

 

息子は傾向というのがあり

飛出しや立ち歩きはしませんが

頭の中は常に忙しいと

こちらから見ていても分かります。

 

 

またお話に熱中すると

止まらないのも

頭の回転が速く

いろいろと考えが飛んでしまうので

終わりのない話になってしまうのです。

 

 

頭の回転が速いということは

話の途中で早合点してしまい

最後まで話を聞けないということもあります。

 

漢方外来に相談したところ

「抑肝散」がいいのではないかと

お医者さんから伝えられました。

 

漢方もお薬には入りますが

自然由来のものが多く

効き目もおだやかなので

私はまず、漢方を試すことにしました。

 

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抑肝散の効果

・イライラ

・不眠

・夜泣き

・けいれん

・筋肉のこわばりをゆるめる

 

本来は赤ちゃんや子供向け

漢方ですが

大人にも使用されます。

 

「肝を抑制」と読めますが

漢方の世界では

肝は精神を示しています。

 

大人でもイライラしたりするとき

どこかに力が入っていて

リラックスできない状態にあります。

 

そういった

筋肉のこわばりをゆるめてくれたりもします。

 

服用に注意が必要なお子さんは

胃腸がとても弱い

吐き気や下痢、嘔吐を起こしやすい子は

先生と相談してくださいね。

 

 

副作用としてあまりありませんが

むかつきや食欲不振です。

 

 

多量服用では

肝障害も報告されているようです。

咳、息切れ、発熱

ひどい倦怠感

皮膚や白目が黄色くなるといった症状の場合は

すぐにお医者さんに連絡をしてください。

 

漢方の飲ませ方

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漢方って苦いじゃないですか。

オブラートに包んだ方がいいのか

カプセルにいれたほうがいいのか・・・と

色々と考えました。

 

また薬剤師さんに聞いたところ

オブラートなどでは

量が多くなるので飲みづらいかもしれない。

はちみつで練って

粒が残っている状態であげたほうが

飲みやすいと助言を頂きました。

 

 

さっそく、はちみつであげてみると

すんなりと飲んでくれました。

 

 

ポイントとしては

「粒が残っている状態」

「はちみつは少な目で漢方薬も合わせてスプーン1杯で収まる程度」

といった感じです。

 

はちみつが多すぎても

何回も何回も口にしないといけないので

飲み込んでいる間に

漢方が溶けてしまって

はちみつが変な味になってしまいます。

 

 

ただし1歳未満の子供に

はちみつを食べさせるのはダメです。

 

はちみつには

ボツリヌス菌という菌が存在していて

その菌は1歳未満の赤ちゃんの消化機能では

抵抗ができないと考えられています。

 

 

乳児ボツリヌス症になってしまうと

神経麻痺になってしまったりしますので

絶対に与えないで下さい。

 

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筋肉のこわばりについて

筋肉のこわばりと言えば

息子は背中にとても力が入っていました。

 

何かに身を預けるというのが苦手で

完全に力を抜くと言うのが怖いのか

いつも背中に力が入っていました。

 

プールも大好きで

泳いだりするのは好きですが

何もせずに浮かぶというのは苦手。

 

 

どこかに力が入っているので

私が支えていようが

絶対におぼれない状況でも

浮くというのが出来ませんでした。

 

 

スイミングに通っているのですが

次の級にあがるには

背面で浮くというのが試験項目で

どうしても級を上がりたいと息子が

以前から言っていたのですが

どうしても無理で悔しい想いをたくさんしてきました。

 

 

私が休みの日には

プールに行って

遊びながら浮く練習をしてみたり

私がお手本を見せて

「溺れないよ」と見せても

ビート板を使ってもだめ・・・。

 

 

この漢方を飲みだして2か月

身体の力を抜くということがわかったのか

やっと背面でも浮くことができました。

 

家で金魚体操

私のお腹の上に乗せて

背中をさすったりとしていたのも

効果があったのかもしれません。

 

親子共にイライラは減った

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私も同じ漢方を飲みだして

イライラは激減しました。

 

イラッとすることはあったとしても

「まぁ、話せばいいかぁ」と

すぐ怒ることもなくなりました。

 

息子もイライラがへってきたようで

自分でも

「イライラお腹の虫さんが居なくなった!」

と喜んでいました。

 

 

イライラが無くなるというわけではなく

「イライラしても余裕が出来た」

と言った方が適切かもしれません。

 

 

お互いのイライラの沸点が高くなることで

お互いに話をして

理由を聞いて解決策を考えるといったことが

出来るようになりました。

 

 

筋肉のこわばりにも繋がるのか

私も肩こりや背中のつぱった感じは

ましになりました。

 

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夜寝てくれるようになった

これ。。。1番目に見えて

効果が分かった事です。

 

 

息子は赤ちゃんの頃なら

夜5回以上は起きていました。

小学校に入ってからも

2回は意味もなく起きていました。

 

が、今では夜通し寝てくれます。

「暑い!」とかトイレで起きることはあっても

物音などで起きることは無くなりました。

 

 

私にとって

寝てくれるというのは

とてもありがたいことです。

 

 

子供が起きたら

自然と私も起きるので

慢性的な寝不足状態でしたが

それが改善されてきたのか

身体がとても楽です。

 

 

息子も深く眠れているので

本人も調子がいいと

朝から元気に活動しています。

 

多動は?

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頭や動きの多動ですが

少しづつですが

穏やかになってきています。

 

以前のように

ばーーーーと話す事もありますが

「ちょっと落ち着いて考えてみようか?」

と声掛けなどをすると

そうか~と言いながら

落ち着いて考えてくれる時間が出来ました。

 

それによって

人の話を最後まで聞くというのも

出来てきています。

 

宿題でも、

ちゃんと最後まで問題を読んで考えるので

ケアレスミスがマシになりました。

 

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不注意には効果が薄い

うっかり忘れてしまう

うっかりミスをしてしまう

細部までちゃんと見る

集中が出来ない

 

このような不注意には効果が薄いと感じます。

 

ADD単体の傾向の場合は

抑肝散は効果が薄いかもしれません。

 

漢方は絶対安心ではない

副作用は少なくても

やはり薬は薬です。

 

また、子どもの体質によっても

飲める漢方

飲めない漢方があります。

 

 

ADHD傾向の子供には

抑肝散陳皮半夏という漢方が

処方されることもあります。

 

この漢方は

血が不足している人むけで

自律神経を整えながら

血(けつ)を補って

めぐらせる処方になっています。

 

抑肝散より胃腸に負担がかかる傾向にあるため

胃が強い子供でないと飲めない場合もあります。

 

 

その子供、その子供にあった漢方があるということです。

 

花粉症やアレルギーに注意

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漢方は主に植物からつくられています。

 

その植物にアレルギーがある場合

アレルギー症状が出てしまうので

注意しないければいけません。

 

今は通販でも簡単に手に入りますが

漢方=安全というわけではなく

少なからず副作用もあり

アレルギーも関わってくるので

勝手に服用していいわけではありません。

 

ちゃんとお医者さんに相談し

処方されてから服用しましょう。

 

せっかく体調を整えようとかって

考えているのに

崩してしまっては

元も子もありませんもんね。

 

 

合う合わないがありますが

結果として

私たち親子は効果があると感じています。

 

精神薬を使うのはダメなこと?

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今度、こちらは別の記事にしますが

精神薬を使うのが

かわいそうだとか

怖いといった考えは理解できます。

 

 

私が昔、両親の虐待から

トラウマになり

精神科にお世話になったことがあります。

今は薬を飲んでいませんが

そのときは、とてもお守りになりましたし

安定させてくれました。

 

その分、精神薬の怖さも分かっていますし

助かる部分も知っています。

 

その上で言いたいのは

お子さんが生きていくうえで

楽になるならそうしてほしいということです。

 

 

メリットとデメリット

どちらが大きいのか

ちゃんと見極めてほしいと思います。

 

先生に飲んだ方がいいと言われたから服用した。

ではなく、お母さんも

デメリットを理解したうえで

メリットが大きいと感じるのであれば

服用を始めてみるというのがいいと思います。

 

 

そして、お子さんの気持ちを聞くことも忘れずに。

副作用と戦うのはお子さんです。

困りごとがあるのもお子さんです。

 

お子さんの気持ちを聞きつつ

お母さんの考えを伝えて

尊重しつつ決めていければいいと思います。

 

 

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さくら
発達障がいグレーゾーンの子どもがいる母親です。 どうにかできないかと奮闘した過去があり 現在は楽しみながら家庭療育や考え方の見直しをしています。 独りで辛かった過去から、今の悩んでいるお母さんの力になれればと思い サイトを立ち上げました。
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