発達障がい=知的障害と
勘違いされているかたが
たまにいらっしゃいます。
発達障がいは発達の偏りが大きく
凸凹があったり情緒の面で手助けが
必要な子供のことでもあります。
それが自閉症であったり
アスペルガーやADHDになるのです。
ですので、必ず
発達障がいの子供の全てが
知的に障がいがあるかと言えば
そうではありません。
知的ボーダーについて
まず厚生労働省が定める
知的障害の判定基準です。
・51~70=軽度知的障害
・36~50=中度知的障害
・21~35=重度知的障害
・20以下=最重度知的障害
では70~はどうなるのでしょう。
IQは100が平均とされています。
下記の基準は
発達障害における基準です。
・130以上=きわめて優秀
・120~129=優秀
・110~119=平均の上
・90~109=平均の下
・80~89=平均の下
・70~79(85)=ボーダーライン
・70未満=知的障害
70~79(85)=ボーダーライン
ここのIQにいる子供が
知的ボーダーラインということです。
息子も箇所によっては
83とかがあるため
ボーダーラインということでもあります。
発達障がいは知的障害が
必ずセットと思われているかたも
いらっしゃいますが
そうではありません。
また知的ボーダーラインと言われても
知的障害というわけではなく
支援の仕方によっては
上下することです。
ボーダーラインの
子供はとても分かりにくく
支援が入りにくいことです。
ある程度は出来るので
出来ない事があると
「怠けている」と勘違いされることも多いようです。
そういうことでいうと
発達障がいの子供と似ています。
またIQも上と下が30離れていると
凹凸となり
本人にとってもしんどいときもあります。
知的ボーダーラインの子供は何がしんどいの?
まず支援が入りにくいことです。
100が平均だとして
そこから少し低い個所に居る場合は
「出来るもの」と当たり前を押し付けられます。
そして周囲も気付きにくいので
支援はさらに入りにくくなってしまいます。
ボーダーラインの子供は
簡単な計算が苦手
読み書きが苦手
理解するのに通常の人より時間が掛かる、
自己表現が苦手などの傾向があります。
また知的ボーダーラインの子供をもつ
お母さんに聞いたことがあります。
「健常の子には下に見られて
知的障害がある子には上にみられて板挟みでつらい」
これは発達障がいの子供にも
当てはまることでもありますが
ちょうど板挟みの立ち位置というのは
子供本人も保護者もつらいのです。
「なんでも障害にするな」
というのは分かります。
でも障がいだと認定されずに
苦しんでいる子供たちがいることも
知っていてほしいのです。
支援級=知的障害のイメージ
支援級というのは
私が子供のころは
ダウン症のお子さんが在籍されていました。
交流ももちろんあり
日直が、その子のトイレなどの
付き添いをしていたりしました。
私たちには、それが当たり前であり
子供の目で見ても
「支援が必要で優しくしないといけない」
と理解していたのです。
幸い私の小学校ではイジメはありませんでしたが
他の学校では
「汚い」
「触りたくない」
「馬鹿がうつる」
など心ない言葉でのいじめがあったと聞きました。
車いすの方がこけた場合
「大丈夫ですか?」と声をかけずに
「あの人を助けると歩けなくなる」と
言っているようなものです。
子供の世界は狭く小さく残酷です。
しかし、その世界をうつしだしているのは
親の世界なのだと私は思います。
育て方が悪い
躾がなっていない
愛情が足りない
これらの言葉は
私も何度も言われてきました。
自分よりも弱い子に対して
いじめるようなお子さんの親御さんは
失礼ながら子供を放置していたり
他害があったとしても
「子供のする事だから~」と認めていなかったり
「あの家の子供って障害あるって」
と子供の前で話していたりするのです。
(全ての親御さんではありません)
躾がなっているから
自分よりも手助けが必要な子どもに対して
悪口を言ったり罵ったりするのでしょうか。
愛情が足りているから
子供の問題点から目を背けるのでしょうか。
そうであるならば
私は躾がなってないと言われても
愛情が足りていないと言われた方がいいです。
子供の世界は小さいといいましたが
一緒に言わないと
自分がいじめられるかも・・・といった
不安や恐怖でイジメというものに
加担してしまう子供も
もちろんいるでしょうね。
いじめられる側
いじめる側というのは
いとも簡単に
逆転する事があります。
知らないうちに
巻き込まれていることもあります。
知的障害がある子どもだから
いじめてもいいのではありません。
支援級の子供だから
自分たちと違うのではありません。
普通級だろうと
支援級だろうと
人は人
自分は自分なのです。
ただ自分が助けたいとか
手助けが必要だと感じた相手に対して
自ら手助けを出来る子供が
増えて行くといいな。と感じます。
それにはまず大人の考えが
変わっていくことが必要なのだと思います。
支援級の細分化
最近の支援級は
形が変わってきています。
情緒級というものも作られています。
発達障がいの子供で
知的な遅れが無い場合でも
支援級に在籍するお子さんもいます。
「なんで○○くんが支援級にいるの!?」
と驚くお母さんがいらっしゃるのは
支援級=知的障害というイメージが
とても強いからだと思います。
また普通級でやっていけるのにと
簡単に言われますが
その「普通に」が
子供にとって難しく
苦手なことでもあるのです。
支援級も
・自閉症 情緒障害通級指導教室
・自閉症 情緒障害特別支援学校
があります。
教育、福祉、医学的に
それぞれ「情緒障害」の定義が違います。
情緒障害な例としては
・選択制緘黙
・不登校、集団行動をしない
・ひきこもり
・指しゃぶりや爪かみなどの癖
・体を横に揺らしつづけたりと同じパターンの行動をする
・自分に傷をつけたり髪の毛を抜いてしまう
・離席、教室から抜け出してしまう
・暴言、暴力
・非行
などが一例です。
一時的な表れであれば
癖だともいえますが
長期間続く場合は
情緒障害とされることがあります。
また一部の小学校で試験的に
知的障害のある子ども
知的障害のない子ども
を支援級の中でも分けて
教育をしているところもあります。
そうすることにより
授業内容や支援内容がわけることが出来て
学校生活をそれぞれの子供が
スムーズに行えているとのことでした。
IQが高いからといって普通ではない
IQ130あったとしても
凸凹があれば
それは本人にとって
しんどいことになります。
100があくまで基準なので
普通みんなが100ではありません。
知的ボーダーというのは
知的障害には入らないけれど
健常と知的障害の間の数値の間にいる子供の事です。
100とか80とか
数字が全てではなく
発達に凸凹があって
そこが自分の力だけでは
乗り越えるのが出来ない場合
支援が必要だと感じます。
個性、個性といわれても
その子供の個性や人柄
環境や、周りの人によって
「個性だね~」と言われるか
「変わってる子」と言われるかは
分かれてしまいます。
「なんでも障がいにする」
「昔は変わってるですんでた」
といった考え方は
時代錯誤なのかもしれません。
このような概念がなかった
昔の人のほうが
もしかしたら、つらかったかもしれません。
当事者の気持ちや
生きづらさ
苦労や抱えた思いは
周りには分かりません。
だからこそ
理解を広めて
どんな人たちでも
生きやすい世の中に変わっていくように
私たちから変わっていかなければ
いけないと思います。
誰かが変わってくれるではなく
私たち1人1人が
変わっていけば
それが自分の周りから広がっていくと思うのです。
それにはまず自分の子供に対して
支援級は恥ずかしい
普通にしないといけないという概念は捨てて
子供がストレスがかからないのは
どちらかと考えてほしいと思います。
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