コメントで質問として頂くことがありますが、とてもナイーブなことなので記事にするか迷いましたがこの悩みは実はとても多いことなのです。
療育先や、他のお母さんとの会話でも出てくることなのですが「きょうだい」を作るかどうかということです。
綺麗ごとではなく産んだとして、その子が発達障がいを持っていたら、どうしようと考えるお母さんは多いのではないでしょうか。
我が家は1人っ子なのですが正直、兄弟が居た方がいいかなと思うときと、これ以上手のかかるのは無理と思うこともありました。
結果我が家は、6歳になった今は兄弟は考えていません。
理由としては
- 次に生まれてくる子も万が一、障がいを持っていたらということ。
- 今、息子と向き合うのに精一杯であること。
- 両親の手助けなど、周りの手助けが無いこと。
このような理由があります。
しかし、ご家族それぞれに理由はまったく違うと思います。
発達障がいは遺伝なのか
息子が発達障がいグレーと知った時色々な書籍などを読み漁りました。
調べた結果、遺伝であるとは書かれていませんが「遺伝ではない」とも書かれていないのですね。
また、妊娠中の生活が原因だとも書かれていません。
まだまだ発達障がいというのは研究途中なのです。
遺伝ではなく「家族性」
よく言われているのは家族性についてです。
ADHDの原因は、医学的にはまだはっきりとはわかっていません。
しかし、「家族性」があることや、周囲の「環境」にも原因があると考えられています。ADHDには、「家族性」があることがわかっています。 家族性というのは、家族に糖尿病や近視の人がいると、自分もそうなる確率が高くなるという意味です。 病気の遺伝子を受け継いだ子どもが、親と同じ病気を発症する「遺伝」とは少しニュアンスが違います。
アメリカで行われたある調査によると、父親か母親のどちらかにADHDがあると、その子どもにADHDがあらわれる確率は最大50%だといわれてます。 また、兄弟姉妹にADHDの子どもがいる場合、いない子に比べ5~7倍の率で発症するというデータもあります。 しかし多動・衝動的な行動に対しては、周囲の対処の仕方で症状の出方は大きく変わります。 ADHDの家族性がある一卵性双生児でも、両方の子が発症する確率が100%ではないのは、成育環境などの影響によるものと考えられます。
引用;http://www.dr-maedaclinic.jp/dq140.html
このアメリカの研究によると
- 両親がADHDの場合→最低で20%
- 母親がADHD→7%ほど
- 父親がADHD→15%ほど
- きょうだいにADHDの子供が居る場合→他の子供がADHDになる確率は25%~35%
遺伝というかたちではなく家族性というかたちなので、よく病院の問診票である
「家族に糖尿病の人がいる」「家族に心臓病の人がいる」などと同じ感じということです。
現在のところ調べられているのがADHDの確立なのですが、発達障がいは家族性ということは認められています。
子ども全体を対象にした場合ADHDの発生率は3~5%と言われています。
発達障がいは多因子遺伝疾患と推測されています。
多因子遺伝疾患の場合は単純に遺伝というわけではありません。
遺伝関係なく考えること
私が息子だけで、きょうだいを作ろうとしない訳は先にお話ししましたが育ててみて、
とても可愛い反面、手助けもとても必要だと感じています。
私としては親御さんの環境や気持ちが許すなら、きょうだいがほしいと思えば産んでもいいと思います。
遺伝するとも限らないですし家族性といっても、産んでみないと分かりません。
1人っ子だとよく言われことがあります。
- 「きょうだいはまだなの?」
- 「1人っ子は可愛そう」
- 「まだ若いんだしあと1人ぐらいは産まないと」
正直思うのですが、この言葉を真に受けて産んだとして誰が責任を取ってくれるのでしょうか?
言った人が責任を取ってくれるのでしょうか?
違いますよね。
全て産んだ私達が責任を取らないといけないのです。
また、きょうだいだからといって、面倒を見ければいけないというのは誰が決めたのでしょう?
それって次に産む子どもにたいしても、失礼なことなのではないかと感じたのです。
うちもお父さんに「1人っ子はかわいそう」と言われたことがあります。
でも育児を24時間しているのは私なので、そこはちゃんと話し合いました。
私自身が1人っ子だったので、きょうだいを作ってあげたかったです。
息子を産んだ当初は3歳差は入学とかが被るからせめて4歳差で・・・・と考えていたものです。
・・・が私のエゴより現実を見て考えて、私のキャパを考えて息子に全力でフォローしようと考えたのです。
私は考えてきょうだいは、諦めましたが今では、それでよかったと思っています。
- 気が狂いそうなぐらい大変な時もあるけど、とても可愛いことには変わりがないということ。
- そして、ゆっくりでも成長はしていくし、その成長はとても喜ばしいことであるということ。
- 子どもも、必死で一生懸命生きていて成長していこうとするときに、手助けをすることが出来るのが親である私たちであること。
周りの「なんで、もう1人産まないの?」は無視して、自分の気持ちや環境を考えて、出した結果であれば私はそれを優先してほしいと思います。
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