特別新教育コーディネーター制度があるのですがご存知でしょうか?
まだまだ浸透はしていませんが私が思ったのは「誰がなるのか」がとても重要なところだと思います。
まず、京都の話になりますが現在の学校の問題点の話をまとめていきます。
いじめ・暴力・不登校
不登校の児童が近年増加傾向になっており、いじめや暴力行為の防止対策の充実が必要。
この背景には心理的な要因や家庭環境によるものもある。
経済的に困難な環境にある子どもへの支援も充実も求められています。
スクールカウンセラーの配置率
スクールカウンセラーの配置率
京都市立を除く、中学、高校 | 100% |
---|---|
小学校 | 12.9% |
特別支援学校 | 9.1% |
まなび、生活アドバイザーの配置については
小学校 | 13.3% |
---|---|
中学校 | 29.9% |
高校 | 6.4% |
特別支援学校 | 0% |
スクールカウンセラーと、まなび、生活アドバイザーの違いですが
スクールカウンセラーの役割は、子どもと保護者のかたの話を聞いて、心の問題の整理を行ったり心のケアをしていく人であります。
まなび、生活アドバイザーはスクールソーシャルワーカーの事です。
この役割は、子どもと保護者の話を聞いて、生活面での問題を状況を整理して、経済的な状況も把握して、福祉の制度で利用できるものを一緒に考えていく人です。
このスクールソーシャルワーカーは京都府では、退職した校長先生や教員、社会福祉士さんなどが担当されています。
スクールカウンセラーは心のケア
スクールソーシャルワーカーは環境面のケアを行っていくという役割分担になっています。
配置率をみて頂くと、小学校と特別支援学校がとても低いことが分かります。
学童時期の子どもは、スポンジのように色々なことを吸収していきます。
その中でイジメや、仲間外れや、劣等感などをもってしまうと中学校になって、不登校などの問題にも繋がりやすいのです。
また、適切な支援をうけることが出来ないと、子どもの自信はどんどんなくなり、自己肯定感がとても低くなってしまいます。
自分なんて存在価値がないと感じてしまったり、外の世界に出るのが怖くなって、引きこもりになってしまうことも少なくありません。
ですので学童期において、スクールカウンセラーなどの配置率がひくいのは、子どもと親の負担が大きくなる可能性もあります。
特別支援教育コーディネーター
特別支援学校の児童生徒も増加しているのが現状で、特別学級に在籍する子供や、通級を希望する子どもも増加しているとのことです。
また、普通学級に在籍する生徒でも、支援が必要な子供も増加している。
この傾向において、子どもに対する適切な対応をとるため、特別支援教育コーディネーターが役割として存在しています。
この特別支援教育コーディネーターの役割表は、下の図を見て下さい。
引用;https://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_c/c-58/c-58_02_01.pdf
分かりにくいですが、このように
保護者と子どもの連携
学校、学校関係の連携
学校以外の関係機関との連携
教員の相談をうけたりすると言うちょうど、中間役になります。
特別支援教育コーディネーターは、学級担任や、教科担任を持たない専任は、とても少ない状況であり専任化することが課題で、非常勤講師の配置する事業を拡大するといいます。
引用;http://www.kyoto-be.ne.jp/kyoshoku/cms/?action=common_download_main&upload_id=2052
上記の図は京都府の中間案です。
31年度には学童期にも、スクールカウンセラーの配置を100%にすると途中案ではありますね。
巡回形式か、在学かはわかりませんが学校に1人いてくれると、相談しやすいかもしれません。
コーディネーターの専任化はどれだけ進むかはわかりません。
上記の図の通り促進と書かれているので、増えてはくると思いますが、100%ではありません。
特別支援教育コーディネーターの問題
コーディネーターの経験歴というのは、学校での経験やコーディネーター歴が1年目や2年目の教員職員が多いという現状があります。
逆にベテランの先生については、発達障害のついての理解が少ないことが問題点でもあります。
教員の理解も、専門性を高める研修も必要でありますが、なによりもコーディネータの仕事というのは全体を見渡す力が必要だということです。
支援をするのは発達障害の子どもだけではないので、全ての人間関係を見通す力が大切なのです。
全てのバランス役を補うのが、コーディネータの役割になるので「誰が担当するか」ということがキーポイントになってくるでしょう。
いじめの問題などは、やはりピンポイントではなく、全体を見渡し調整し、クッション役になっていくことが必要なので冷静に判断する力や先を見通す能力がないと難しいかと思います。
また、親の協力も必要になります。
「お子さんの事でお話が」と言われても「うちの子は大丈夫です!」と言われてしまえば、コーディネーターのかたは、保護者のかたに支援の必要性を伝えたり説明したりするでしょう。
それでも、やはり保護者が支援を必要ないと言ってしまえば、検査なども出来ないため、どこが苦手でどこを支援していけばいいのかを、見極めるのが大変になっていきます。
家と学校では、違う姿をみせていることも多く困ることも違ってきます。
子どもの二次障害を防ぐためにも、子どもの姿をきちんと冷静に、第三者の目でみてもらうことはとても必要だと思いますので、保護者のかたの理解も大切だと感じています。
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