私の子ども時代にあった風景。
黒板とチョークがあって、ノートと鉛筆や教科書があり、ひたすら書き取るのが普通でしたがその風景が2020年に変わろうとしているようです。
とはいえど黒板がなくなることはありません。
現在2017年。
あと3年後の2020年に教育方針ががらっと変わるといいます。
入学式の説明でも「近々、教育方針が変わると思います」と説明されましたが、どこがどのようにと詳しく説明はありませんでした。
息子は1年生。
3年後はちょうど4年生といった4年生、9歳の壁と言われる年代に差し掛かる時期です。
どのように変わるのか詳しくみていきましょう。
第4次産業革命
色々と調べると難しいことが出てきますが、簡単に言うと第3次産業革命はコンピューターの活用によって、産業の新たな変化であり、今回の第4次産業革命はIoTと呼ばれモノのインターネットと言われています。
モノのインターネットってなに?と思ったのですが、インターネットとは今や無くてはならないものになりました。
スマートフォンを使うのもパソコンを使うのも、どんな場所でもインターネットに繋がるようになりました。
少し前アップルウォッチが流行りましたが、これは腕時計とインターネットですよね。
○○とインターネットという形が、モノのインターネットと呼ばれているようです。
生産業や企業においてインターネットをどのように上手く組み合わせていくか。
インターネットを駆使したサービスを行っていくのかが主に言われているようです。
さて、この第4次産業革命が教育においてどんな影響を与えていくのでしょうか。
プログラミング教育必須になる
小学校低学年から簡単なプログラミングが必須教科となるようです。
今後の社会の在り方について、とりわけ最近では、「第4次産業革命」ともいわれる、進化した人工知能が様々な判断を行ったり、身近な物の働きがインターネット経由で最適化されたりする時代の到来が、社会の在り方を大きく変えていくとの予測がなされているところである。
こうした変化は、様々な課題に新たな解決策を見いだし、新たな価値を創造していく人間の活動を活性化するものであり、私たちの生活に便利さや豊かさをもたらすことが期待されている。
学校教育が目指す子供たちの姿と、社会が求める人材像の関係については、長年議論が続けられてきた。
現在、社会や産業の構造が変化していく中で、私たち人間に求められるのは、定められた手続を効率的にこなしていくことにとどまらず、自分なりに試行錯誤しながら新たな価値を生み出していくことであるということ、そして、そのためには生きて働く知識を含む、これからの時代に求められる資質・能力を学校教育で育成していくことが重要であるということを、学校と社会とが共通の認識として持つことができる好機にある。引用:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/attach/1372525.htm
しかし学校で学ぶのはプログラミングではなく「プログラミング的思考」を身に付けることを、目的にしているといいます。
引用:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/074/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/07/07/1373891_5_1_1.pdf
このプログラミング教育で学ぶのは
- 「知識・技能」
- 「思考力・判断力・表現力等」
- 「学びに向かう力・人間性等」
といった項目があります。
小学生の項目を抜き出して、詳しく見てみると下記のようになります。
引用:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/074/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/07/07/1373891_5_1_1.pdf
全ての教科がプログラミングに関連づけられています。
どのように行っていくのかは、これから決まっていくでしょう。
小学校からプログラミングが、教科にはなりませんが、総合的に活用するということは決まっているようです。
小学校5年生で英語が教科化になる
小学校3年生で英語が必修科目になり、小学校5年生で教科として追加されます。
この必修科目と教科との違いですが「国語・算数」と同じように、評価が出てくると言う事です。
通知表にも記載がありますしテストもあるでしょう。
また、小学校や中学校の教科書を見たことがありますが、昔と違って文章はあまりなく、吹き出しがあり聞き取ったものを書いていく問題や、聞きとって線を結ぶと言ったような問題が多かったです。
この違いには私もビックリしました。
息子は元々英語が好きですし、今も英語の勉強は大好きですが、途中で必須教科になると子ども自身も驚くのではないでしょうか。
- 小学3年生からは「聞く・話す」が中心となり
- 小学5年生からは「読む・書く」が追加され
- 小学3年生以上は今の時間割より週1時間(45分)の授業が増えます。
平成23年度より、小学校において新学習指導要領が全面実施され、第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されました。 外国語活動においては、音声を中心に外国語に慣れ親しませる活動を通じて、言語や文化について体験的に理解を深めるとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し、コミュニケーション能力の素地を養うことを目標として様々な活動を行います。 引用:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gaikokugo/
タブレットが導入される
小中学生の全生徒がタブレット端末を使えるような環境を整えていくようです。
これはICT教育と呼ばれるプログラミングや英語も含む教育を言いますが、この中にタブレットも入ります。
タブレット教育は息子には合っていましたが、発達障がいの子供に全て合っているかは分かりません。
しかし今回の改正において、全ての児童が活用できるようにとなっているので私としては嬉しいことです。
このようにタブレット端末は、いわば「ICT教育の目玉」といってもいい存在だと目されています。文部科学省が2011年に発表した「教育の情報化ビジョン」では、2020年までにすべての学校で1人1台のタブレット端末を導入したICT授業を実現するとしており、2015年5月には実際にその実現に向け同省が検討を始めたとの報道がなされました。引用:http://www.daj.jp/news/150730_01/
視覚的に分かりやすくなり、クラウドといったインターネット上の保管庫のようなところに、資料などを保存できたりグループに一斉に共有できたりと、インターネットを使いながらタブレットを活用していき、デジタル機器に慣れていくことにも繋がります。
意見はそれぞれです。
- もったいない
- 無駄
- 何の意味があるのか
- 通信は必要なのか。
- 無線で使えるようにすればいのではないのか。
- 個人情報はどうするのか。
- 壊れた時はどうするのか。
- 使い方は誰が教えるのか。
- 余計なアプリで遊ばないか。
言い出したらキリがないほどの意見があります。
インターネットの世界は情報過多になりすぎていて、子ども自身が必要な情報や、不必要な情報を判断していかないといけません。(大人もそうですよね)
この判断力を小さな頃から身に付けるのは、とてもいいことだと思います。
タブレットを使うようになるとクラウドといった、インターネット上の保管庫に情報を預けて、瞬時に共有することが出来ます。
引用:http://www.soumu.go.jp/main_content/000492552.pdf
クラウドを使う事によってなにが利点になるのでしょう?
引用:http://www.soumu.go.jp/main_content/000492552.pdf
このように共有が出来るようになることは利点でもあり、欠点にもなると思います。
欠点としてあげるとすれば、先生達の対応が追われるということです。
また、お友達同士で格差をつけてしまったりと、そういったことの心配もありますね。
LD障がいの子供に対応したアプリなどをいれられるのか
どのようなアプリを入れられるのかはまだ分かっていません。
LD障がいなどに必要なアプリや拡大鏡などのアプリが入れられれば、1人1人の支援が入りやすいかもしれませんね。
上のような文章を見てぱっと読める人は少ないのではないでしょうか?
LD障がいの中にあるディスレクシアの子供たちには、画像のように見えるのが普通なのです。
拡大鏡を入れられれば隅々の止めやハネが理解できるので、授業も理解しやすいですよね。
通級で使うような機材をアプリで活用できれば、通級+普通級との連携が取りやすいと思います。
3年後に教育はガラッとかわる
どちらにせよ教育が変わっていく事は変わりありません。
それに伴い、親や指導者の理解が必要になってきます。
私たちが子供の頃に使ってきていない物が導入されると、親側も拒否反応を起こす場合がありますが、否定することなく理解を深めて、付き合っていくことも大切かもしれませんね。
変わるということは、親も心構えをしていかないといけないですね~。
これから中身が分かり次第どんどん記事に書いていきますね。
発達障がいの子どものためのタブレット教材
さかのぼり学習ができる無学年教材:すらら
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