療育

お小遣い制度で子供の金銭感覚と計画性と我慢が育つ:実体験

我が家の息子は

4歳からお小遣い制度を

始めていました。

最初の目的は

「スーパーでの無駄な買い物を防ぐ為」

でしたが、のちに色々な

効果が出て来たのです。

あなたのお家では

お小遣いってどうされてますか??

 

月額あげてますか?

週にですか?

それとも特に渡さず好きな時でしょうか?

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日本のお小遣いと世界のお小遣いの平均

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お小遣いの平均を

世界と日本でみていきましょう。

 

アメリカは10歳以下の子どもで

1ヶ月平均で6,600円

 

ロンドンでは

1ヶ月平均で5,940円

 

日本で1ヶ月お小遣い制度の家庭の平均が

小学生で1,004円

中学生で2,536円

高校生で5,114円

となっています。

 

10歳以下の子どもをみると

アメリカやロンドンでは

日本の約6倍ほどになります。

 

「あげすぎじゃないの!?」と

私も最初はおもったのですが

これには理由があります。

日本と世界の違い

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私はそうだったのですが

お小遣いというのは

たまにもらったりして

ラッキーといった感覚でした。

 

また、年齢が上がっていくと

自動的にお小遣いも増えてきたりしました。

 

欲しい物は

親に買ってもらっていました。

 

日本では少ないお小遣いの代わりに

オモチャや洋服、本

ジュースやお菓子

友達と遊びに行くお金などは

親が無条件で渡してくれる

傾向にあるのです。

 

一方、海外では

お小遣いの金額は高いのですが

先ほどの

オモチャや洋服、本

ジュースやお菓子など

ほとんどをお小遣いから

捻出する必要があるのです。

 

余れば、遊びにつかったり

お友達と遊びに行くために使ったりします。

 

 

この場合、どうしても

足りない金額が出てきます。

そうした場合

海外では自分で働いたり

何を売って対価として

お金を稼ぐといった習慣があります。

 

 

夏には

レモネードスタンドや

クッキーをつくって売るのが

風物だったりします。

 

また、ガレージセールなどで

自分が不要になったものを

売ってお金に変えるといった

こともしています。

 

それ以外であれば

近所の芝かりや

犬に散歩など

アルバイトも始める子がおおいようです。

 

 

年齢が上がったから

お小遣いを増やすといった習慣もないので

基本的には足りない金額は

自分でどうにかするといった習慣が

根付いていきます。

 

 

お金=簡単に手に入るものではない

といった認識がお金の価値や

大切さが小さいうちからわかっていくのです。

 

 

これを知ってから

我が家でも取り入れていこうと思い

実行した結果

息子には効果的でした。

我が家の息子の変化

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変化を先にお伝えするのであれば

 

・我慢を覚えるようになった

・計画が立てられるようになった

・本当に欲しいものに使うようになった

・お金の大切さが分かった

・働いて稼ぐことの重要さが分かった

・自分で後先をみれるようになった

・物を大切に扱うようになった

・家事や仕事に対して、大変さを分かってくれるようになった

 

このような変化がありました。

 

小さいころ

オモチャでもあれがほしい

これがほしいと言うものの

すぐ飽きて遊ばなくなったり

買ってもらったことに

満足してしまい

そのあとは放置などがよくありました。

 

たいして必要ないもの買っちゃったなぁ。

と家にはオモチャや本などが

たくさん溢れている状態に

なってしまいました。

 

これではいけないとおもい

お小遣い制度を始めたのです。

 

最初は1週間に500円と

お小遣いを決め実行しました。

渡す日は日曜日。

 

4歳の子どもに

500円は多いと思いますが

自分で食べるお菓子も

使うオモチャも

なのもかも、お小遣いから

捻出をするといった約束をしました。

 

 

1週間に500円であれば

月に約2,000円です。

 

 

もし後先を考えずに使ってしまって

無くなっても、

次の週まで待たないといけないのです。

 

 

欲しいオモチャが2,000円以上するときは

貯めるといった行動が必要になります。

 

お仕事をしたら

対価として50円などといったように

労働制度も取り入れました。

 

労働の基準や

ポイントは後でまとめてかきます。

 

この変化はとても大きく

「これほしいけど、こっちのほうがほしいから~」

「このオモチャ買うには10円が何枚で~」

というように、子どもが自分で

考えてくれるようになりました。

計画性は何にでも結びつく

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お小遣い制度で

計画性が身に付きだした息子ですが

自分の中で重要な事と

そうでもないことの判別が

つくようになりました。

 

毎日、宿題がありますが

帰ってから宿題をするのか

ご飯やお風呂が終わってから

宿題をするのかを自分で選択することが出来ています。

 

 

だいたいは

放課後デイから帰ってくると

ご飯の前に

「宿題をする~」といって

自分からしています。

 

 

ちょっと疲れている時は

ご飯を食べてから

宿題をしてお風呂に入って

あとはゆっくりと過ごしています。

 

なんで今するの?と聞いたら

「あとでゆっくりしたいから!」

言ってくれます。

 

最近では

放課後デイで終わらせてくることも多く

「このあとは次の日の用意だけで遊べる―!!!!」

と喜んでいます。

 

このように

しなければいけないことを

今するのか、後でするのかを決めて

その結果どうなるのかを

ちゃんと考えて行動しています。

 

 

これはお小遣い制度をしだしてから

変わってきたところです。

 

 

最初はお小遣いを

どこでどう使うかを考えていたのが

日常にも繋がってきたようです。

お小遣いをあげるポイント

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お小遣いをあげるポイントがあります。

 

使って良い物使ってはダメな物のルールを決める

最初にまず決めるのは

どれに使ってはいけないかということです。

 

チョコレートなど食べないなど

家庭でのルールがあると思います。

 

そこは使ってはいけないと

ちゃんとルールで決めておきましょう。

 

 

また、お友達に貸してはいけないなど

お金に関してトラブル

避けるようなルールを定めてあげると

分かりやすいと思います。

お仕事(報酬)は家事ではない物

家事をお仕事にしてしまうと

普段からお手伝いをするということが

無くなってしまいます。

 

ただし、報酬が発生する家事を

決めていく事はいいと思います。

 

洗濯物を取り込んだ後に

畳んでいくのは報酬が発生する。

 

お皿をならべるのは

お手伝いなので報酬は発生しない。

 

このように

それぞれの家庭で

どこからどこまでを報酬とするかといった

線引きをしていくと良いと思います。

 

 

報酬を渡すときに

「お疲れ様。助かったよ~ありがとう」

と言って渡してあげると

自己肯定感も上がりやすいですよ。

お小遣いは出来るだけ小銭で

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4歳の子どもに

突然1,000円を渡しても

お金の価値が分からないので

「?」となります。

 

子どもってお札をもらうより

小銭のほうが喜んだりします。

 

100円を渡すとしても

10円玉を10枚にしてあげるとか

出来るだけ小さい金額からあげていくと良かったです。

 

我が家では

出来るだけ小さい単位であげてから

10円が10枚になったときに

おかしが50円であれば

5枚なくなる。といったように

視覚的にも繋げてあげると

分かりやすかったようです。

年齢が上がったからといって増やさない

4歳のころから

週に500円は今も変わっていません。

 

年齢が上がると

勝手に金額が増えるのは

何もせずにお金が手に入る感覚になるので

努力せずにお金は手に入ると

思ってしまうので、やめたほうがいいでしょう。

お小遣いの使い方に口は出さない

子どもに渡したお小遣いの使い方には

一切、口を出さないようにします。

 

食べないであろうお菓子を買っても

オモチャを買っても

子どもの判断に任せます。

 

 

それが失敗だったりしても

子どもが学んでいくので

次に失敗しないように

だんだんなっていきます。

何に使ったかメモを取っていく

お小遣いを使った後には

レシートでもいいですし

書き込むのもいいですが

ノートにまとめていきましょう。

 

これは子どもが自分で出来ないのであれば

お母さんと一緒にして行って見て下さい。

 

わたしも初めは

子どもと一緒に

「これ買ったね~」といいながら

お小遣い帳にメモをしたり

写真を撮ってそこに貼ったり

レシートを貼ったりしていました。

 

そのあとで

・なにが必要なかったか

・これは勝ってよかった

などと一緒に話していきます。

 

お小遣いを使うときには

口出ししませんが

このノートにまとめるときは

一緒に考えていく時間を取っていました。

お小遣い制度のまとめ

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お小遣い制度は

してみて良かったと思います。

 

計画性も出来て

後先考えずに使うということもないです。

 

すぐに身につくことはないですが

徐々に徐々に

身についていきます。

 

最初はお小遣いで

自分がほしいものを買わせていくって

冷たい感じがする!!と思いました。

 

 

でも、それがそうでもなく

折り紙でも大切に使うようになりましたし

紙1枚でも綺麗に使うようになりました。

 

また、お金を小さい単位で渡す事で

10円が10個で

100円といったように把握してきています。

 

子どもの自主性と

計画性がとても育ってきていると実感しています。

 

また他のご家庭では

いくらあげているとか

お小遣いはあげていないとか

色々な話が聞こえると思います。

 

 

しかし、これは

それぞれのご家庭があるので

振り回される事なく

決めて行ってほしいな~と思います。

 

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さくら
発達障がいグレーゾーンの子どもがいる母親です。 どうにかできないかと奮闘した過去があり 現在は楽しみながら家庭療育や考え方の見直しをしています。 独りで辛かった過去から、今の悩んでいるお母さんの力になれればと思い サイトを立ち上げました。
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