パニックや癇癪って、いつ起こるか分かりません。
それが保育園などの集団生活の中でなら、なおさら気を使ってしまいますよね。
できることならパニックを防ぎたくないですか?
でも、お子さんをそばでみているお母さんなら「あ、これが嫌だったのかな」とか「これパニック起こしそうだな」とか、なんとなーく分かったりします。
でも原因が分からない時もあり「なんで泣き止まないの!」って周囲の人の目が気になって、焦れば焦るだけ、どんどん癇癪がひどくなることも多々あるのではないでしょうか?
子どもがしんどいという事
まず1番に子ども自身がしんどくて、パニックや癇癪に繋がっていることを分かってあげてください。
いっぱい、いっぱいになって、どうやって伝えていいか分からなくて癇癪を起したりします。
・・・と言ってもお母さんもしんどいのもよくよくわかります。
私も息子が小さかった時、スーパーで泣き止まないときなど「なんで泣き止まないの!?」ってすごくイライラしてしまいました。
周りの目も気になるし、恥ずかしいし、躾が出来てないって思われてそうで。
早く泣き止ませないと!って必死になればなるだけ、こちらもイライラしてきて、息子も泣き止まず・・・。
悪循環で買い物を諦めて、スーパーから帰る日が数えきれないぐらいありました。
それが嫌で嫌でネットスーパーを利用したり、出来るだけ買い物にいかないようにしていた時期もありました。
子どもが1番しんどいから分かってあげてね。というのはこの頃、私の中で「頭で分かっているけど感情が追いつかない」時期でもありました。
- こっちだって精一杯してる。
- こっちが泣きたい。
- こっちの気持ちもわかってよ!
そんな日々をすごしていましたが、少しづつ「これが苦手かな?」が分かってきて、事前に防げることは防いで行けるようになりました。
行事でのパニックの防ぎ方
保育園や、幼稚園、小学校でも季節ごとに行事がありますよね。
パニックを起こしやすかった時期はとてもしんどかったです。
でも、少しだけ先手を打つことで軽くなることもありました。
遠足
電車に乗ったり、歩いていったり色々な遠足があります。
自然の中だけではなく、どこかの施設に遊びにいくこともあります。
その時は事前のお知らせを頂くと、
- どの経路で
- どの沿線で
- どのような付き添いがあっていくのか
を園側に聞いていました。
そして、遠足の前に教えてもらった通りの道順で、現地に向かいました。
向かう途中で少しここは苦手かもしれないな。
パニック起こしやすそう。注意がそれそう。といった箇所を、子どもの様子をみながら、ノートに書き留めて行きました。
現地についてからも同じように、注意したほうがよさそうなところを、ピックアップして家に帰りました。
どうしても初めてのところや、初めての経験があると緊張していつもより、癇癪やパニックがでやすくなる傾向にあったので、事前に経験してもらう事で予防が出来ました。
先生にも感じたことを伝えて、ここがこうで・・・といったように、パニックが起こりやすそうな要因を伝えてお願いしました。
運動会・発表会
運動会や発表会も、いつもと違う雰囲気で人もたくさんいますので、子どもにとっては、とても、とても緊張してしまう場面です。
- 何の歌を演奏するのか
- どんな劇をするのか
- どんな種目をするのか
を事前に聞いて家で練習をしていました。
「人」というのは難しいので、場数をこなしていってもらって、その事柄になれていくことを目標にしていました。
…と、言っても無理やりしてしまうと、子どもが嫌になって、取りかかることに癇癪を起してしまったりするので、遊びの延長やお風呂の合間などに「なんとなく」練習と悟られないよう場数をこなしていってもらっていました。
失敗しても「ここまでできたね!すごいね!」「お母さんびっくりしたよー!」などと、声掛けをして失敗をしても大丈夫なんだとよ。と言うことを伝えていました。
当日は大きな音がしたり、人も多いので事前にカレンダーを見ながら「この日は人がたくさんいるけどお母さん見つけるゲームだよ!」といったように私に注目を向けるようにしていました。
もし出来なくても、耳をふさいでしまっても、その場に居れたことを褒めていました。
展示物
これは園ではよくありますよね。
- ○○の絵。
- ○○の想い出。
- 折り紙を折る。
こういったことも、先に先生に何を作るのか、どんなものをつくるのかを聞いて、家で練習をしていました。
折り紙であれば、1つ1つの手順を一緒に折って、分かりやすいように伝えました。
絵は苦手なところ、得意なところがあったので、苦手なところを出来る限り補うように、一緒に考えました。
息子は棒人間は書けますが風景が苦手でした。
なので、木があって・・・空があって・・・などある程度の外枠を、決めていました。
といっても、書かないときも多かったですが、そこはご愛嬌といったところでした。
プール
息子はお水は大好きですが、布が濡れた感触が苦手だったようです。
聴覚過敏があるため、きゃーきゃー騒ぐ声や、ばしゃばしゃする音が怖かったようです。
また、シャワーの水圧が体調によって、少し痛く感じてしまうこともありました。
濡れた感触については、手始めに頭に濡らしたタオルを置いて「気持ちいい?」とか「嫌?」と聞きながら、無理のない範囲で慣れることから始めました。
一緒に市のプールなどに行き、どんな感じなのかを、最初はプールに入らずに眺めていました。
そして、入って見たいと言ってくれた時に、一緒に入りました。
シャワーの水圧に関しては、園側に交渉してバケツのお水で、体を流してもらうようにしました。
聴覚や感覚は特性になるので、どうしても無理なら、主治医さんに診断書を書いてもらえば免状できると言って頂きました。
園や小学校によっても違いますので1度、ご確認ください。
いきなり初めてのことを減らしてあげる
なんでもそうですが「え!いきなり?」ということを減らしてあげると、息子にはよかったです。
どうしても初めての事柄であれば、指示も通りにくかったり、緊張してパニックを起こしてしまったりしやすくなります。
大人も初めてのことって緊張したりしませんか?
きっと、発達障がいの特性がある子どもは人一倍ナイーブだったり、緊張しやすかったりするのだと思います。
そして、緊張がパニックの引き金になってしまいます。
どのことも事前に体験や経験しておけば、安心材料が増え、パニックを起こしにくくなります。
苦手なところそうなところは、お母さんがチェックしてあげて、事前に先生に伝えお願いするのも先生にとっても心構えになります。
出来なくても大丈夫
発表会も運動会もプールも、展示物もなんだって、上手くいかなくても大丈夫なのです。
少しづつでも慣れがあったり、年齢が上がっていくと、少なからず上達はしていきます。
「今は出来なくても大丈夫。出来るようになる時がくるから落ち込まなくても大丈夫よー」と否定せずに子どもの苦手なところを認めてあげて下さい。
お母さん。
他の子が出来てるのになんで出来ないの!?って焦らなくて大丈夫です。
息子も発表会では耳をふさいだり、お話してはいけないところで、お話してしまったりしていました。
プール参観にいくと、隅っこで1人でビー玉を拾っていたりしていました。
今はプールも好きで、スイミングに通っています。
運動会も発表会も、事前に慣れを作ってあげれば不安が減って「ドキドキする~」と言いながらも楽しんでいます。
足が遅くても、リズムがずれても、セリフを忘れてしまっても、その場に居れたことを褒めてあげてください。
他の子と比べる必要はまったくありません。
無理をさせて、その事柄が嫌いになってしまうほうが問題です。
聴覚や感覚、聴覚、嗅覚などについては特性上、どうしても無理な事があります。
その場合は先生や、主治医さんに相談して、診断書を書いてもらうか、免除できることはないかと検討してみて下さい。
絶対にしなければならないわけではないですし、どうしても無理なことを、無理やりさせて登園拒否、登校拒否になるほうが大変です。
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