発達障害のいろは

子どもが朝になるとお腹が痛いという:仮病ではなく反復性腹痛症かもしれません

夜や休みの日は元気なのに、登園や登校の朝になると毎日「お腹が痛い」と訴え、学校を休みたいと言ってくる。
休ませてみればお昼には回復し、病院に行っても問題ないと言われる。

お母さん
お母さん
仮病なんではないか・・・

 

親ならばそう思っても仕方ないかもしれません。

でも実は反復性腹痛症という症状があるのです!

小学校になって初めて起こったので、最初は小学校がしんどいのかなぁと思っていましたが、それだけではないようでした。

 

毎日、朝は大丈夫で給食の時にお腹が痛くなると言い出したのです。

 

息子は保育園時代は給食が大好きで、おかわりもたくさんしていました。
その息子が給食が嫌な時間だとは考えられなかったのです。

 

たしかにお箸は不器用なので、そこがストレスなのかと思いきや違う模様・・・。

まずは反復性腹痛症の症状を細かく見ていきましょう。

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反復性腹痛症はおへその周りが痛いと言うことが多い

この病気の9割はストレスが原因と言われています。

 

症状としては

  • おへその周りが痛い
  • 顔色が悪くなったり、冷や汗が出たりする
  • お腹が痛いとき以外は、とても元気
  • 便秘気味、または快便の時もある
  • 登園や登校時間に症状が発生する
  • お昼ごろにはよくなり夜も元気で眠れる
  • 週末や休日には起こらない
  • 自然と治り、また再発したりと安定しない

 

この症状をみると「学校行きたくないだけじゃないの?」と仮病を疑ってしまいますよね。

 

でも本人は本当に痛いのです。

大人の私たちも、緊張した時に胃が痛くなったり、お腹が痛くなったりするときがありますよね。
あれと同じ感じなのです。

 

息子は給食の時間にお腹が痛くなる事が多く、登校時は特に問題ない時が多かったです。

さらにこの症状は、つい2週間前からなので、頑張って学校生活を送っていたのだと考えられます。

他のストレスの可能性

  • お友達
  • 家庭
  • 放課後デイ
  • 習い事
  • 学校生活
  • 先生

 

ストレスの原因となるものはたくさんありますので、息子に1つ1つ聞いていきました。
また不思議なことですが、楽しいことや嬉しいこともストレスに感じることがあるので、要注意ですね。

 

学校生活→初めての事が多くて、最初はびっくりしたけど慣れてきた。

お勉強も給食当番も苦手だけど頑張ってる。

給食は毎日、すごく減らして食べている。

本当はもっと食べたいけど時間が短い。

 

先生→怖くて苦手。

特に怒る時の声が耳が痛くなって嫌。

 

他のことは全然大丈夫なようだったので、先生ってどんな所が怖いの?と聞きました。

「前、掃除時間まで給食を食べてる子が居て、そのときに先生が「もう食べなくていいです!」って給食を取り上げてたのが怖かったし、怒る時にすごくキーキー言ってて僕、苦手・・・」

 

息子は感情的に怒られた経験がほぼなくて、優しい先生に当たる事が多く、怒られる時もちゃんと理由があり、怒られる事が当たり前でした。

 

そして息子は聴覚過敏があるので、先生の怒る声が苦手なのかもしれません。

まず私がとった行動は、それとなく先生に伝えてみました。

 

連絡帳の活用

「最近ストレスがありお腹が痛くなる時があるようです。学校でもそのような事があれば様子を見て頂けますでしょうか?」

 

この返事に

「少し学校をお休みしてもいいかもしれません。とても頑張っているので気力はそのうちついてきますから頑張りすぎなくてもいいでしょう。」

 

さくら
さくら
気力とストレスは違うやんか!! 話通じないかもしれない

 

前に新しい水筒にして、開け方を忘れて一口も飲まずに帰って来た時、息子は「先生が忙しそうで~」と言っていましたが、実際は怖くて聞けなかったんですよね。

 

担任の先生のことについて、他の保護者の方に聞きました。

兄弟がいるご家庭のお母さんだと、そういった情報を持っています。

 

お母さん
お母さん
とりあえず、気を付けたほうがいい先生やで

 

息子の特性を伝えていましたが、家庭訪問では「全然、普通級でやっていけます。任せて下さい!」と仰って頂いていましたが、これは困った・・・と思いました。

 

これからの対処

問題としては、すでに息子が先生を怖いと思ってしまっているところです。

そして常にストレスがある状態なこと。

 

先生は威厳があるものと思うのはいいのですが気軽に質問が出来なかったり、困った時に聞けないのは困ります。

 

また怖い気持ちがあると授業も更に疲れるでしょう。

問題はまだあって子どもが「これが嫌」と言っている事と、別の原因がある場合が多いのです。

 

例えば給食が嫌で不登校気味になった子供に、「お弁当でいいよ」と伝えても、登校できるようになるとは限らないのです。
主な原因が給食ならば、それを取り除いてあげればいいと考えがちですが、それ以外の要因が合わさっている事が多いのです。

 

息子の場合もそうです。
先生が変わったと言っても、ストレスをためないかと言われればそうではありません。
お友達や勉強のこともありストレスはたまるでしょう。

 

強い不安感がある原因を、何なのかを探っていかないといけないのです。

そして、不安感をどうやったら取り除いてあげれるかを、考えていかなければいけません。

 

例えば、給食の件で言えば「お母さんもちゃんと先生から聞いたから半分でいいんだよ。」言い聞かせて、理解させていくことも大切ですし「もし怒られたらお母さんに教えてね」と味方であることを伝えました。

 

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学校でお腹が痛くならない方法とは?

親が先生に不信感をもつと、意思疎通が出来なかったり、反論のし合いになってしまったりと建設的な話し合いが出来ません。
なので担任の先生とは出来るだけ連携を取って行ってあげましょう!

 

そしてなにがストレスなのかを探ってあげて、毎日お腹が痛くならないようにしてあげてほしいと思います。

 

考えるべきは子どものこと。

 

子どもがいかにストレスを少なく、学校生活を送れるのかを考えていく必要があるのだと思います。

 

不登校というのは、親もストレスや心配がたまります。

私自身が現在、息子が心配ですし、どのように話をしていったらいいのかと模索しています。

 

これから、どのようにしていったかというのは、また書いていきたいと思います。

 

夏休み後に「学校に行きたくない」と体調をや精神を崩す子供も多いようです。

ここで、子どもの置かれている環境と向き合う機会なのかもしれません。

 

 

同じような悩みを抱えているお母さん。

無理せず頑張っていきましょうね。

最悪、学校に行かなくても、笑顔で過ごせていれば、それが幸せなんだと思います。

 

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さくら
発達障がいグレーゾーンの子どもがいる母親です。 どうにかできないかと奮闘した過去があり 現在は楽しみながら家庭療育や考え方の見直しをしています。 独りで辛かった過去から、今の悩んでいるお母さんの力になれればと思い サイトを立ち上げました。
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